5月にやるべき家事の全体像|梅雨入り前がベストタイミングな理由
5月は1年のなかでも家事の見直しに最も向いている月です。気温が安定して湿度も低く、晴天の日が多いため、大物の洗濯や水回りの掃除がはかどります。さらに6月の梅雨入りまでに片付けておけば、ジメジメした時期を快適に過ごせます。
この記事では、上旬・中旬・下旬の3つの時期に分けて、5月にやっておきたい10の家事を順番に紹介します。週末ごとに少しずつ進められるよう、優先順位もつけました。

なぜ5月が「家事の見直し月」なのか
5月が家事に向いているのは、気候の条件がそろっているからです。花粉の飛散量がピークを越え、気温は20度前後で安定し、湿度も40〜60%程度と低めに推移します。窓を開けても寒くなく、洗ったものもよく乾く時期です。
年末の大掃除は寒さで水仕事がつらく、洗ったものも乾きにくいのが難点でした。一方5月なら、ベランダや窓まわり、浴室といった水を使う家事を無理なく進められます。
梅雨入りまでに終わらせたい4つの理由
梅雨入り前に家事を片付けたい理由は次の4つです。
- 湿気が高くなる前にカビ予防の仕上げをしておきたいから
- 窓やベランダを乾いた状態で掃除できるから
- 夏に向けてエアコンの試運転を済ませておく必要があるから
- 衣替えと冬物の片付けを湿気が増える前に終わらせたいから
梅雨入りは年によって前後しますが、関東甲信地方ではおおむね6月上旬から中旬にかけて発表されます。逆算すると、5月いっぱいが準備期間です。
この記事で紹介する10の家事一覧
本記事で紹介する5月の家事を時期別にまとめると次のとおりです。
| 時期 | やるべき家事 | 所要時間 |
|---|---|---|
| 上旬(GW明け〜) | (1) 冬物寝具の洗濯/(2) 衣替えと防虫剤交換/(3) クローゼット掃除 | 半日〜1日 |
| 中旬 | (4) エアコン試運転とフィルター掃除/(5) 網戸・窓・サッシ掃除/(6) 浴室のカビ予防 | 各1〜2時間 |
| 下旬 | (7) ベランダ排水溝掃除/(8) 玄関・靴箱の風通し/(9) 食品庫の点検/(10) 効率化の仕組みづくり | 各30分〜1時間 |
5月の家事は「梅雨入り前に湿気と汚れをリセットする」がテーマ。完璧を目指さず、できる範囲で進めれば十分です。
【上旬】GW明けにやるべき家事|大物の片付けと衣替え
5月上旬は、かさばる冬物の片付けと衣替えに集中する時期です。気温が20度を超える日が増え、コートや厚手の毛布はもう使いません。GWが終わった週末を1〜2回使って、大物から順に片付けていきます。

冬物寝具・毛布の洗濯と収納
まず取りかかりたいのが、冬用の毛布や羽毛布団、こたつ布団といった大物寝具です。1シーズン使ったものには汗や皮脂、ホコリがしっかり染み込んでいます。汚れたまま収納すると、湿気を含んでカビやダニの原因になります。
家庭用の洗濯機で洗えるものはネットに入れて洗い、洗えないものはコインランドリーの大型機を使います。羽毛布団は素材によって洗濯不可のものもあるため、洗濯表示の確認を忘れないでください。
衣替え(冬服→夏服)と防虫剤の入れ替え
冬服から夏服への衣替えは、5月上旬から中旬までに済ませると安心です。衣替えのタイミングで、防虫剤の入れ替えも一緒に行います。
防虫剤の交換時期はパッケージに記載されていますが、目安として6カ月〜1年で効果が切れるタイプが主流です。前回の交換時期を覚えていない場合は、衣替えのタイミングでまとめて入れ替えると管理がラクになります。
不要になった服は、この機会に手放す検討をします。2シーズン続けて着なかった服は、その後も着る機会が少ないとされるため、衣替えは断捨離の絶好のチャンスです。
クローゼット・衣装ケースの掃除
服を移動させたタイミングで、空になったクローゼットや衣装ケースの掃除をします。普段は服が詰まっていて掃除できない場所なので、年に2回の衣替え時がチャンスです。
- 掃除機でホコリを吸い取る
- 固く絞った布で内部を拭く
- 除菌シートで仕上げ拭きをする
- 30分以上扉を開けて換気・乾燥させる
湿気が残ったまま服を戻すとカビの原因になります。完全に乾いてから収納してください。

【中旬】梅雨入り前にやるべき家事|湿気対策と水回り
5月中旬は晴天の日が多く、エアコンや窓まわり、水回りの掃除に最適な時期です。梅雨に入ると湿度が上がり、カビが一気に繁殖します。中旬のうちに湿気対策の仕込みを終えておきます。
エアコンの試運転とフィルター掃除
エアコンは6月以降、修理や買い替えで業者が混み合います。Panasonicも公式に「冷房を使い始める前に試運転を」と推奨しており、5月中旬までに動作確認を済ませておくのが安心です。
カバーを開けてフィルターを取り出し、掃除機でホコリを吸い取ります。汚れがひどい場合は水洗いし、完全に乾かしてから戻します。
冷房モードで温度を最低(16度前後)に設定し、30分ほど稼働させます。冷気が出ない、異音がする、水漏れがするなどの異常がないか確認します。
運転を止めたあと、吹き出し口の汚れを固く絞った布で拭き取ります。ルーバー部分は無理に動かさず、見える範囲だけで十分です。
異音や水漏れが見つかった場合は、業者の予約が混み合う前に早めに連絡します。

網戸・窓・サッシのまとめ掃除
網戸の掃除は、花粉のシーズンが終わった5月と、台風シーズン後の9〜10月が適期とされています。夏に向けて窓を開ける機会が増えるため、5月中に汚れをリセットしておきます。
網戸を外さずに掃除する手順は次のとおりです。
- 網戸全体に掃除機をかけて表面のホコリを吸い取る
- 固く絞った雑巾で内側・外側の両面を拭く
- サッシのレールに溜まったゴミを爪楊枝や歯ブラシでかき出す
- 濡らした雑巾でレールを拭き、最後に乾拭きで仕上げる
窓ガラスは、曇りの日や湿度が少し高めの日のほうが汚れが浮きやすく、拭き跡も残りにくくなります。
浴室・洗面所のカビ予防対策
梅雨に入る前にやっておきたいのが、浴室と洗面所のカビ予防です。すでに発生している黒カビを除去するだけでなく、新しいカビが生えないように予防処置をしておきます。
あわせて、シャンプーボトルや椅子の裏側など、ぬめりやすい場所も確認します。普段の掃除では見落としがちな部分こそ、湿度が上がる前にリセットしておくと安心です。

梅雨が来てから慌てて掃除すると、湿気で乾かなくて余計に大変…。5月のうちに済ませておきましょう。
【下旬】梅雨直前にやるべき家事|ベランダと玄関
5月下旬は、梅雨入りまであと1〜2週間という最終仕上げの時期です。屋外まわりの掃除と、湿気がこもりやすい場所の点検を済ませます。


ベランダ・バルコニーの排水溝掃除
ベランダの排水溝に落ち葉やホコリが詰まったままだと、梅雨の大雨で水があふれ、階下や室内へ漏れる原因になります。下旬のうちに必ず確認しておきます。
掃除の手順はシンプルです。
- 大きなゴミを手で取り除く
- ほうきで床面を掃き、水で軽く流す
- 排水溝の網カバーを外して内部のヘドロを除去する
- 必要なら歯ブラシで細かい部分をこする
マンションのベランダ掃除は、隣家への水しぶきや騒音に配慮します。早朝や夜間は避け、午前10時から夕方までの時間帯に行うのが無難です。
玄関・靴箱の風通しと除湿
玄関と靴箱は、湿気と臭いがこもりやすい場所です。梅雨の前に靴を全部出して、風を通します。
すべての靴を一度外に出し、靴箱内部を乾拭きします。靴底の泥や砂を払い、不要な靴は処分します。最後に除湿剤や脱臭剤を新しいものに交換すれば仕上げです。
履く頻度の少ない靴は、シューズ用の防カビスプレーをかけてから戻すと、梅雨の間のカビ発生リスクを下げられます。
食品庫・冷蔵庫の賞味期限チェック
梅雨と夏は食品が傷みやすい季節です。気温が上がる前に、ストック食品と冷蔵庫の中身を点検します。
賞味期限が近いもの・切れたものを処分する
奥に押し込んで忘れていた調味料や乾物を確認する
冷蔵庫の野菜室・チルド室を空にして拭く
パントリーや棚を乾拭きしてからストックを戻す
湿気と高温で傷みやすい乾物(粉物・乾麺・お米)は、密閉容器に入れ替えて冷暗所で保管するのがおすすめです。
5月の家事を効率よく進めるコツ
5月にやるべき家事は数が多いため、効率よく進める工夫が欠かせません。「全部完璧に」ではなく、「優先順位の高いものから」進める意識が大切です。
天気予報を見て週末を確保する
5月は晴天の日と雨の日が混在します。週間天気予報をチェックして、晴れの週末に大物の洗濯や水まわりの掃除を集中させます。
逆に雨の日は、屋内のクローゼット整理や食品庫の点検にあてると無駄がありません。天気に合わせて作業を振り分けるだけで、効率は大きく変わります。
家族で分担する家事チェックリスト
5月の家事を1人で抱え込むと負担が大きくなります。家族で分担できるよう、リスト化して共有するのが効果的です。
- 大物の洗濯はパパ担当、衣替えはママ担当、子どもの衣替えは本人と一緒に
- エアコン試運転は休日の午前中に一緒に
- ベランダ掃除は子どもと水遊び感覚で
「誰が何をいつまでにやるか」を決めるだけで、家事の進み方が見違えます。
無理に全部やろうとしない優先順位
10個の家事をすべてこなす必要はありません。優先順位の高い3つだけに絞っても十分です。
特に優先したいのは「(1)冬物寝具の洗濯」「(4)エアコン試運転」「(7)ベランダ排水溝掃除」の3つ。これだけで梅雨と夏のトラブルを大きく減らせます。
残りの家事は、6月の晴れ間や週末のスキマ時間に少しずつ進めれば問題ありません。完璧を目指して途中で挫折するより、3つだけでも確実に終わらせるほうが家全体のコンディションは整います。


よくある質問
- 5月の家事は具体的にいつ始めればよいですか?
-
ゴールデンウィーク明けの最初の週末から始めるのが目安です。GW中に旅行や帰省で疲れた体を1日休ませて、翌週末から大物の洗濯や衣替えに取りかかります。下旬まで余裕を持って進められます。
- 共働きで時間がありません。最低限やるべき家事は何ですか?
-
「冬物寝具の洗濯」「エアコン試運転」「ベランダ排水溝掃除」の3つに絞ってください。寝具は梅雨前に乾かしておかないとカビの原因になり、エアコンと排水溝は梅雨の不調を直結で防げます。
- 雨の日に5月の家事を進めるならどれが向いていますか?
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クローゼットの掃除、衣装ケースの整理、食品庫の点検、靴箱の整理など、屋内で完結する家事が向いています。ベランダや網戸など屋外の作業は晴れの日に回します。
- エアコンの試運転で異常が見つかったらどうすればよいですか?
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すぐに業者へ連絡してください。6月以降は予約が混み合い、本格的な暑さの中で待つことになります。5月中なら比較的スムーズに対応してもらえます。
まとめ|5月の家事は「梅雨前の仕込み」と考える
5月にやるべき家事を、上旬・中旬・下旬の時系列でおさらいします。
- 【上旬】冬物寝具の洗濯/衣替えと防虫剤交換/クローゼット掃除
- 【中旬】エアコン試運転/網戸・窓掃除/浴室のカビ予防
- 【下旬】ベランダ排水溝掃除/玄関・靴箱の風通し/食品庫の点検
10個すべてを完璧にこなす必要はありません。家族で分担し、優先順位の高いものから順に片付ければ、梅雨と夏を快適に過ごせます。
5月は「梅雨前の仕込み月」。完璧を目指さず、3つだけでも確実に。それだけで家のコンディションは大きく変わります。










