冷蔵庫の中、気づけば調味料がこぼれていたり、なんとなく嫌なにおいがしたり。掃除しなきゃと思いつつ、食材が詰まっていて手をつけにくい場所ですよね。
でも冷蔵庫掃除は、コツさえつかめば重曹とアルコールだけで簡単にリセットできます。全部を一度にやる必要もありません。この記事では、準備から汚れ・におい別の落とし方、きれいを保つ頻度までをまとめて解説します。

冷蔵庫掃除を始める前の準備
冷蔵庫掃除でいちばん大切なのは、実は掃除そのものより準備です。食材の扱いと電源の判断を先に決めておくと、あとの作業がスムーズに進みます。
電源は切る?切らない?の判断
庫内をさっと拭く程度なら、電源は入れたままで問題ありません。ドアの開け閉めが短時間で済むからです。
一方、パーツを全部外して本格的に洗う「大掃除」のときは、電源を切るのがおすすめです。ドアを開けっぱなしにする時間が長くなるため、切っておいたほうが電気のムダを防げます。

電源を切ったら、コンセントを抜くか設定をオフに。切ったことをうっかり忘れないよう、作業後に戻すのを忘れずにね。
食材の一時退避とクーラーボックス活用
掃除中は庫内の食材を全部出します。このとき傷みやすいものをどうするかがポイントです。
肉・魚・乳製品などの傷みやすい食材や冷凍品は、クーラーボックスや保冷バッグに保冷剤と一緒に入れておきましょう。夏場は特に、常温に長く置かないよう気をつけます。
- クーラーボックス・保冷バッグ(保冷剤も一緒に)
- 調味料など常温でも短時間なら平気なものは、まとめてトレーに
- 賞味期限切れの食材は、このタイミングで処分
食材を出すついでに中身を見直せるので、掃除は食品ロスを減らすチャンスでもあります。
冷蔵庫掃除に使う道具と洗剤の選び方
冷蔵庫は食品を入れる場所なので、洗剤選びは「安全に落とせて、拭き取りやすいもの」が基本です。特別な道具はほとんど必要ありません。
重曹・クエン酸・アルコールの使い分け
汚れの種類によって、効きやすいアイテムが変わります。3つの基本を押さえておけば、たいていの汚れに対応できます。
| アイテム | 得意な汚れ | 使い方の目安 |
|---|---|---|
| 重曹水 | 油汚れ・食品のこびりつき・におい | 水100mlに重曹小さじ1を溶かしてスプレーに |
| クエン酸水 | 水アカ・白い跡 | 水100mlにクエン酸小さじ1/2を溶かす |
| アルコール(食品用) | 仕上げの除菌・カビ予防 | そのままスプレーして拭き取る |
基本は重曹水で汚れを落とし、最後にアルコールで拭き上げる流れです。布はやわらかいふきんやキッチンペーパーを使いましょう。
重曹には消臭効果もあります。粉のまま小さな器に入れて庫内に置いておくと、嫌なにおいを吸い取ってくれます。掃除のあとの予防にも便利です。
使ってはいけないものの注意
汚れを早く落としたくても、冷蔵庫に使わないほうがよいものがあります。
- 塩素系漂白剤(キッチンハイターなど)…庫内のパーツを傷める場合があり、においも残りやすい
- 研磨剤入りのクレンザー…プラスチックに細かい傷がつき、汚れがたまりやすくなる
- 熱いお湯…ガラス棚は急な温度変化で割れることがある



「強い洗剤ほどよく落ちる」と思いがちだけど、食品を入れる場所だからこそ、やさしく落とせるものを選ぶのが正解だよ。
冷蔵庫の掃除手順|庫内とパーツを分けて進める
冷蔵庫掃除は「外せるパーツ」と「庫内の壁」に分けて進めると効率的です。パーツを外して洗っている間に、庫内を拭くという流れが基本になります。
棚板・ドアポケット・野菜室の引き出しなど、外せるものをすべて取り外します。
台所の中性洗剤とスポンジで洗います。汚れがひどい場合は、ぬるま湯に少しつけ置きしてから洗うと落ちやすくなります。
庫内の壁や天井に重曹水をスプレーし、やわらかい布で拭きます。液だれは下にたまるので、上から下へ拭くのがコツです。
汚れが取れたら、食品用アルコールをスプレーして清潔な布で拭き上げます。除菌とカビ予防になります。
洗ったパーツをしっかり乾かしてから元に戻します。水気が残るとカビの原因になるので、乾燥は念入りに。
棚・ドアポケットなど外せるパーツの洗い方
ガラス棚は冷えた状態で熱いお湯をかけると割れることがあります。常温に戻してから、ぬるま湯で洗うのが安心です。
ドアポケットは調味料の液だれで意外と汚れています。すき間に汚れが入り込みやすいので、スポンジの角や古い歯ブラシでかき出すときれいになります。
庫内は重曹水で拭いてアルコールで仕上げ
庫内の壁は、重曹水を含ませた布で拭くだけでも十分に汚れが落ちます。ゴシゴシこすらず、汚れをふやかしてから拭き取るイメージです。
最後にアルコールで拭き上げると、除菌とにおいのリセットができます。水拭きだけで終えるより、清潔感が長持ちします。


汚れ・におい別の落とし方
冷蔵庫の汚れは、種類によって落とし方が変わります。ここではよくある3つのケースに分けて、対処法を紹介します。
こぼれ・こびりつき汚れ
調味料や食品の汁がこぼれて固まった汚れは、いきなりこすらないのがコツです。重曹水をスプレーして数分置き、汚れをふやかしてから拭き取ります。
それでも取れないこびりつきは、重曹水を含ませたキッチンペーパーを貼り付けて、少し時間を置く「湿布」がおすすめです。無理にこすってプラスチックを傷つけずに済みます。
気になるにおいの取り方と消臭のコツ
冷蔵庫のにおいは、こぼれた食品の汁や、傷んだ食材が原因のことが多いです。まずは庫内をしっかり掃除して、においのもとを取り除きましょう。
掃除しても残るにおいには、重曹の粉を器に入れて庫内に置く方法が手軽です。市販の冷蔵庫用消臭剤を併用すると、より効果を感じやすくなります。
- においのもと(こぼれ・傷んだ食材)を取り除く
- 重曹の粉を器に入れて庫内に置く
- 食品はできるだけ密閉容器やラップで保存する
パッキンの黒カビの落とし方
ドアのパッキン(ゴム部分)は、開け閉めのたびに結露しやすく、こぼれた食品カスがエサになって黒カビが出やすい場所です。
軽い黒ずみなら、アルコールを含ませた布や綿棒で拭き取れます。すき間の汚れは、古い歯ブラシや綿棒でかき出すと届きます。
パッキンは月に2〜3回、アルコールでさっと拭いておくとカビが出にくくなります。汚れが詰まると密閉性が落ちて余分な電気を使うので、こまめなお手入れが節電にもつながります。
ゴムパッキンに塩素系漂白剤を使うと傷むことがあるため、基本はアルコールでのお手入れがおすすめです。落ちにくい場合は無理をせず、少しずつ様子を見ながら進めましょう。
冷蔵庫をきれいに保つ掃除の頻度とコツ
冷蔵庫掃除は、一度きれいにしたら終わりではありません。とはいえ毎回フル掃除は大変なので、場所ごとに頻度を分けるとラクに続けられます。
部分別のおすすめ頻度
すべてを同じペースで掃除する必要はありません。汚れやすい場所とそうでない場所で、頻度を変えるのが続けるコツです。
| 場所 | 頻度の目安 | やること |
|---|---|---|
| 気づいたときの拭き掃除 | その都度 | こぼれをすぐ拭く |
| ドアポケット・よく使う棚 | 月1回程度 | 重曹水で拭く |
| パッキン | 月2〜3回 | アルコールで拭く |
| 全体の大掃除 | 半年に1回程度 | パーツを外して洗う |
汚れをためない普段の習慣
大掃除の回数を減らすいちばんの近道は、汚れをためないことです。ちょっとした習慣で、庫内はぐんときれいに保てます。
- こぼしたらその場ですぐ拭く
- 汁もれしやすい食品は密閉容器やトレーに入れる
- 詰め込みすぎない(冷気が回りやすく、においもこもりにくい)
- 賞味期限を定期的にチェックして、古いものは早めに処分



「こぼしたらすぐ拭く」だけで、大掃除のハードルはかなり下がるよ。ためないのがいちばんラクな掃除だね。
キッチン家電のお手入れもまとめて見直したいときは、あわせてこちらもどうぞ。


よくある質問
- 冷蔵庫掃除に食器用の中性洗剤を使ってもいい?
-
外したパーツを洗うのには中性洗剤が使えます。ただし庫内の壁を洗剤で拭くと成分が残りやすいので、庫内は重曹水とアルコールでのお手入れがおすすめです。
- 電源を切って掃除すると、食材はどのくらいもつ?
-
短時間の掃除なら大きな問題はありませんが、傷みやすい食材や冷凍品は保冷剤入りのクーラーボックスに移しておくと安心です。特に夏場は手早く済ませましょう。
- 冷蔵庫のにおいがどうしても取れないときは?
-
まず掃除でにおいのもとを取り除くのが基本です。それでも残る場合は、重曹の粉を庫内に置くか、市販の冷蔵庫用消臭剤を使ってみてください。パッキンのすき間に汚れが残っていることもあるので、そこもチェックしましょう。
まとめ
冷蔵庫掃除は、重曹水で汚れを落としてアルコールで仕上げるのが基本の流れです。汚れやにおい、パッキンのカビも、原因に合わせたお手入れでしっかりリセットできます。
準備で食材と電源を整える。重曹水で落として、アルコールで仕上げる。汚れ・におい・カビは種類別に対処。あとはこぼしたらすぐ拭く習慣で、きれいが長持ちします。
全部を一度にやろうとすると大変ですが、場所ごとに頻度を分ければ無理なく続けられます。まずは気になる場所から、さっと拭くところから始めてみてください。











