異動してしまった学校で、かつて担任したクラスの子どもたちがもうすぐ卒業を迎える。そんな先生は少なくないはずです。
校舎は離れてしまったけれど、あの子たちの晴れの門出を心から祝いたい。そんな温かな想いを持っている先生に向けて、この記事を書きました。
ただ、元担任という立場で祝電を送ろうとすると、意外と分からないことが多いものです。
「そもそも卒業式の日程、どうやって確認すればいいの?」
「いつまでに届けば、学校に迷惑をかけずに済む?」
「宛名や差出人って、どう書くのが正解なんだろう」
「どんな言葉なら、子どもたちの心に届くのかな…」
年度末の忙しさの中でこうした疑問を抱えていると、つい後回しにしてしまいがちですよね。
この記事では、元担任として祝電を送る際に押さえておきたいマナーから、すぐに使える文例50選、さらには手作り祝電のアイデアや電報サービスの選び方まで、必要な情報をまるっとお伝えします。最後まで読み終えるころには、自信をもって祝電の準備に取りかかれるようになっているはずです。
大切な教え子たちへ、心のこもったメッセージを届けましょう。
祝電が届いてから式典まで:学校側の対応を知っておこう
祝電を送る前に、届いた祝電が学校でどのように扱われるのかを知っておくと、より適切な準備ができます。ここでは、一般的な学校での流れを紹介します。
届いた祝電は誰がチェックするのか
祝電が学校に届くと、まず事務室や職員室で受け取られます。その後、卒業式の担当者(多くの場合は教務主任や教頭先生)が内容を確認し、掲示や紹介の段取りを決めていきます。届いた祝電はすべて目を通されるため、内容に不備がないか、送る前に再確認しておくことが大切です。
掲示場所と掲示方法
祝電は一般的に、体育館の入口付近や、保護者席から見える壁面に掲示されます。学校によっては、受付近くに専用の掲示板を設けているところもあります。
掲示は画鋲や両面テープで壁に貼るか、イーゼルに立てかける形式が多いです。そのため、立体的な電報(ぬいぐるみ付きやオルゴール付きなど)は掲示が難しく、現場の先生を困らせてしまうことがあります。壁に貼れる「台紙タイプ」を選ぶのがベストです。
式典での紹介について
卒業式では、司会者が祝電を紹介する時間が設けられることが多いです。ただし、届く祝電の数によっては、すべてを読み上げることができない場合もあります。地域の議員や教育委員会、歴代の校長先生など「公的な立場」からの祝電が優先されることが一般的で、元担任からの祝電は「掲示のみ」となるケースも珍しくありません。
読み上げられることを前提にしすぎず、「掲示されて、子どもたちや保護者の目に触れる」ことを意識してメッセージを考えるとよいでしょう。
元担任が守るべき祝電マナー3つのポイント
祝電を送る際には、受け取る側の学校への配慮が欠かせません。卒業式の準備で忙しい前任校の先生方に余計な負担をかけないよう、以下の3つのマナーを押さえておきましょう。
ポイント1:卒業式の日程を正確に確認する
当たり前のことですが、これが最も重要です。同じ市区町村内でも、学校ごとに卒業式の日程が違うことは珍しくありません。「たしか3月○日だったはず」という思い込みで動いてしまうと、すべてが水の泡になりかねません。
日程を確認する方法としては、以下の3つがあります。
まず、前任校の先生に直接聞くのが一番確実です。仲の良い元同僚がいれば、電話やメールで気軽に尋ねられます。「○年度に担任した子どもたちの卒業なので、ぜひ祝電を送りたくて」と伝えれば、快く教えてもらえるでしょう。
直接聞きづらい場合は、市区町村の教育委員会のウェブサイトを確認してみてください。多くの教育委員会では、管轄する公立学校の式典日程を公開しています。
また、前任校の公式ウェブサイトに学校だよりや年間行事予定が掲載されていれば、そこから日程を把握できることもあります。
日程が分かったら、すぐにカレンダーに登録して、準備のスケジュールを逆算しておきましょう。
ポイント2:卒業式の2日前までに届くように手配する
祝電は、卒業式の前日や当日に届けるのは避けましょう。理想は「卒業式の2日前まで」に学校に届いている状態です。
なぜかというと、卒業式前日の学校は準備の大詰めで非常にバタバタしているからです。体育館の最終設営、リハーサル、そして届いた祝電の掲示作業など、現場はフル稼働しています。
祝電の掲示場所や順番は、担当の先生や管理職が事前に計画しています。前日に新たな祝電が届くと、その計画を急きょ変更して貼り直す手間が発生してしまうのです。2日前までに届いていれば、先生方は余裕をもって掲示プランに組み込むことができます。
ポイント3:思い出の写真は使わないのがベター
クラスでの集合写真や行事の写真など、思い出の一枚を祝電に添えたくなる気持ちはよく分かります。しかし、祝電に特定の児童が写った写真を使うのは、慎重に考えた結果、避けた方が無難です。
理由はいくつかあります。
まず、転入生への配慮です。先生が異動した後にクラスに加わった転入生は、当然ながら写真に写っていませんし、先生のことも知りません。「あの頃の思い出話」で盛り上がる中、一人だけ輪に入れない気持ちにさせてしまうかもしれません。
また、たまたま欠席していたり、写真に写るのが苦手だったりする子もいます。卒業という晴れの日に、少しでも寂しい思いをさせる可能性があるなら、その要素は取り除いておくのが元担任としての最後の配慮です。
さらに、祝電は卒業生だけでなく、多くの保護者や来賓の目にも触れます。内輪感が強すぎる内容は、公の場にふさわしくないと受け取られることもあります。
写真は使わず、言葉の力で一人ひとりの心に届くメッセージを紡ぎましょう。その方が、より深く温かい気持ちが伝わります。
祝電で避けたいNGメッセージ例
せっかく心を込めて書いたメッセージでも、内容によっては子どもたちや保護者を困惑させてしまうことがあります。ここでは、避けた方がよいメッセージの例を紹介します。
特定の子どもだけを褒める内容
「○○くん、学級委員長として本当によく頑張ったね」「○○さんの歌声は忘れられません」など、特定の子どもの名前を挙げて褒める内容は避けましょう。名前を出された子は嬉しいかもしれませんが、名前を出されなかった子は「自分のことは覚えていないのかな」と寂しい気持ちになることがあります。祝電はクラス全体へのメッセージです。個別に伝えたいことがあれば、別の機会に手紙などで伝えましょう。
ネガティブなエピソードに触れる内容
「大変なこともあったけれど」「あの時は本当に苦労したね」といった表現は、たとえ励ましのつもりでも、卒業式という晴れの場にはふさわしくありません。過去のトラブルや苦い経験を思い出させてしまう可能性があります。明るく前向きな言葉で締めくくるようにしましょう。
内輪ネタや分かる人にしか伝わらない表現
「○○作戦、大成功だったね!」「あの時の合言葉、覚えてる?」など、クラスの中だけで通じるネタは、保護者や他の先生方には伝わりません。祝電は多くの人の目に触れるものなので、誰が読んでも意味が分かる内容にしておくのがマナーです。
自分の近況報告が長すぎる内容
「先生は今、○○小学校で○年生を担任しています。毎日元気に過ごしていますよ」程度なら問題ありませんが、自分の話が長くなりすぎると、子どもたちへのお祝いメッセージが薄まってしまいます。主役はあくまで卒業生です。先生自身のことは控えめに、子どもたちへのエールを中心に書きましょう。
プレッシャーを与える表現
「中学校でもきっとクラスのリーダーになれるはず」「○○小の名に恥じないように頑張って」といった表現は、子どもによってはプレッシャーに感じてしまうことがあります。「応援しています」「楽しみにしています」など、温かく見守る姿勢が伝わる言葉を選びましょう。
心に響くメッセージを書くための心構え
文例をそのまま使うのもよいですが、少しアレンジを加えるだけで、より心のこもったメッセージになります。ここでは、メッセージを書く際に意識しておきたいポイントをお伝えします。
「全員に届く言葉」を意識する
祝電を読むのは、先生が担任していた頃からいる子どもたちだけではありません。転入生や、先生のことをあまり覚えていない子もいます。「クラスのみんな」「卒業生の皆さん」という呼びかけを使い、誰が読んでも疎外感を感じないような言葉選びを心がけましょう。
具体的すぎず、抽象的すぎず
「運動会で一致団結した姿」「合唱コンクールで響かせた歌声」など、学校行事に触れると、子どもたちの記憶がよみがえりやすくなります。ただし、あまりに具体的なエピソードを書くと、覚えていない子や参加できなかった子を置いてけぼりにしてしまうこともあります。「みんなで力を合わせたあの日々」のような、少し抽象度を上げた表現がおすすめです。
「未来」に目を向ける
祝電は「思い出を振り返る」だけでなく、「これからの人生を応援する」メッセージでもあります。中学校生活への期待や、将来の夢への応援など、未来に向けた言葉を盛り込むと、子どもたちに前向きな気持ちを届けることができます。
読みやすさを大切に
祝電は掲示されることが多いため、読みやすさも重要です。一文を長くしすぎない、難しい漢字にはふりがなを振る(または平仮名で書く)など、小学生が読んでも分かる文章を心がけましょう。
祝電メッセージの基本構成
オリジナルのメッセージを作成する際は、以下の4つの要素を組み合わせると、まとまりのよい祝電になります。
1つ目は「お祝いの言葉」です。「ご卒業おめでとうございます」など、祝福の気持ちをストレートに伝えます。
2つ目は「思い出やエピソード」です。「クラス一丸となった運動会」「みんなで声を合わせた合唱コンクール」など、共有した時間に触れると、子どもたちの記憶が鮮やかによみがえります。
3つ目は「はなむけの言葉」です。「中学校でも、その明るさを忘れずに」「新しい挑戦を応援しています」など、これからの活躍を期待する言葉を贈ります。
4つ目は「締めくくり」です。「皆さんの輝かしい未来を心から祈っています」といった言葉で締めくくります。
【文例50選】小学校卒業式の祝電メッセージ
「おめでとう」の気持ちをどう表現すればよいか迷っている先生も多いでしょう。ここでは、様々な場面で使える文例を50個用意しました。これらを参考に、先生らしい言葉を加えてみてください。
式典で読み上げられることを想定した短めの文例(10選)
卒業式では、時間の都合で祝電が読み上げられることもあります。以下は、読み上げに適したコンパクトな文例です。
1. ご卒業おめでとうございます。六年間で身につけた力を胸に、中学校でも大きく羽ばたいてください。皆さんの未来を応援しています。
2. 卒業生の皆さん、おめでとう。小学校で出会った仲間との絆を大切に、希望に満ちた新しい一歩を踏み出してください。
3. 祝 ご卒業。たくさんの思い出とともに巣立つ皆さんの姿を、遠くから誇らしく思っています。素敵な中学生になってね。
4. ご卒業、心よりお祝い申し上げます。これからの毎日が、新しい発見と喜びに満ちたものになりますように。
5. 卒業おめでとう!皆さんと過ごした日々は、先生の宝物です。自分を信じて、夢に向かって進んでください。
6. ご卒業おめでとうございます。笑顔あふれる中学校生活になることを願っています。いつも応援しています。
7. 卒業生の皆さん、おめでとう。困難にぶつかっても、仲間と乗り越えてきた経験を思い出してください。皆さんなら大丈夫。
8. 祝 卒業。六年間の学びと思い出を胸に、新しい世界へ飛び立ってください。幸多き未来を祈っています。
9. ご卒業おめでとうございます。中学校という新しいステージで、自分らしく輝いてください。
10. 卒業おめでとう。これからもたくさんの人と出会い、たくさんのことを学んでください。皆さんの可能性は無限大です。
掲示向けの丁寧な文例(10選)
掲示される祝電は、保護者や来賓の目にも触れます。少し丁寧な言い回しで、フォーマルな印象を与える文例です。
11. ご卒業おめでとうございます。小学校での六年間は、皆さんにとってかけがえのない時間だったことと思います。この六年間で培った力と、友達との絆を大切に、中学校という新しい舞台でも、自分らしく、そして力強く歩んでいってください。皆さんの前途が明るく照らされることを、心よりお祈り申し上げます。
12. 卒業生の皆様、ご卒業誠におめでとうございます。入学したばかりの頃の初々しい姿から、すっかり逞しく成長された皆さんの姿を想像し、胸がいっぱいになります。中学校でも、知的好奇心を忘れず、何事にも真剣に取り組む姿勢を持ち続けてください。皆さんの輝かしい未来を、遠くからいつも応援しております。
13. 祝 ご卒業。小学校で過ごした日々の中で、皆さんは多くのことを学び、多くの思い出を作ってきたことでしょう。その一つひとつが、これからの皆さんを支える大きな力になります。中学校生活では、新しい出会いと挑戦が待っています。失敗を恐れず、自分の可能性を信じて、大きく羽ばたいてください。
14. ご卒業おめでとうございます。六年という歳月の中で、皆さんは心も体も大きく成長されました。その成長を見届けることができなかったことは残念ですが、皆さんが立派に卒業の日を迎えられたことを、心から嬉しく思います。これからの人生でも、感謝の気持ちと優しい心を忘れずに、素敵な大人へと成長していってください。
15. 卒業生の皆さん、おめでとうございます。皆さんが過ごしたこの六年間には、楽しかったことも、大変だったことも、たくさんあったことと思います。そのすべての経験が、皆さんの人生を豊かにしてくれます。中学校では、さらに多くの学びと出会いが待っています。一日一日を大切に、充実した日々を送ってください。
16. ご卒業、誠におめでとうございます。皆さんと過ごした日々は、今でも私の心に深く刻まれています。あの頃の皆さんの笑顔、真剣なまなざし、そして仲間を思いやる優しさ。それらは、きっと中学校でも、その先の人生でも、皆さんの大きな武器になることでしょう。皆さんの幸せを、心から願っています。
17. 祝 ご卒業。小学校を巣立ち、新しい一歩を踏み出す皆さんへ。これからの道のりには、たくさんの可能性が広がっています。時には迷うこともあるかもしれません。そんな時は、小学校で学んだことを思い出してください。仲間と協力すること、最後まで諦めないこと。皆さんなら、きっとどんな困難も乗り越えられます。
18. ご卒業おめでとうございます。皆さんが小学校で過ごした六年間は、人生の土台を作る大切な時間でした。ここで身につけた知識や経験、そして友達との思い出は、これからの皆さんを支え続けてくれることでしょう。中学校でも、好奇心を持って学び続け、自分だけの輝きを見つけてください。
19. 卒業生の皆様、心よりお祝い申し上げます。この六年間で、皆さんは数えきれないほどの「できた」を積み重ねてきました。その一つひとつの成功体験が、皆さんの自信となり、未来を切り拓く力になります。中学校でも、新しい「できた」をたくさん見つけてください。皆さんの挑戦を、いつも応援しています。
20. ご卒業おめでとうございます。皆さんの成長した姿を直接見届けることは叶いませんでしたが、きっと立派な六年生になっていることと思います。中学校では、今までよりも広い世界が待っています。たくさんの人と出会い、たくさんのことを学び、自分の可能性をどんどん広げていってください。皆さんの未来に、幸あれ。
担任した学年別の文例:低学年(1・2年生)を担任した先生向け(5選)
低学年を担任した先生は、入学したばかりの頃の子どもたちの姿を知っています。その頃の記憶に触れると、子どもたちも保護者も感慨深い気持ちになるでしょう。
21. ご卒業おめでとうございます。あんなに小さかった皆さんが、こんなに立派に成長したのですね。ランドセルが大きく見えた入学式の日を、昨日のことのように思い出します。これからも、あの頃の素直な心を忘れずに、大きく羽ばたいてください。
22. 卒業おめでとう!ひらがなを一生懸命練習していた皆さんが、もう六年生。先生はとても嬉しいです。中学校でも、何事にも一生懸命取り組む姿勢を大切にしてくださいね。いつも応援しています。
23. ご卒業おめでとうございます。初めての給食、初めての運動会、初めての遠足。皆さんと一緒に過ごした「初めて」の日々は、今でも私の大切な宝物です。これからもたくさんの「初めて」に出会って、素敵な経験を積み重ねていってください。
24. 祝 ご卒業。一年生の時、教室で元気いっぱいに過ごしていた皆さんの姿が目に浮かびます。あれから何年も経って、心も体もぐんと成長したことでしょう。中学校でも、その明るさとエネルギーで、周りの人を笑顔にしてくださいね。
25. 卒業おめでとうございます。「先生、できたよ!」と目を輝かせて報告してくれた皆さんの笑顔を、今でも覚えています。これからもたくさんの「できた」を見つけて、自信をつけていってください。皆さんの成長を、遠くから見守っています。
担任した学年別の文例:高学年(5・6年生)を担任した先生向け(5選)
高学年を担任した先生は、子どもたちがリーダーとして活躍する姿を見てきました。その成長に触れる文例です。
26. ご卒業おめでとうございます。委員会活動やクラブ活動でリーダーシップを発揮していた皆さんの姿は、とても頼もしかったです。中学校では、さらに大きな舞台で、その力を存分に発揮してください。
27. 卒業おめでとう。最高学年として、下級生を優しく導く姿に、皆さんの大きな成長を感じました。その責任感と思いやりの心を、これからも持ち続けてください。
28. 祝 ご卒業。一緒に過ごした修学旅行は、今でも忘れられない思い出です。仲間と協力することの大切さを学んだあの経験が、これからの人生できっと活きてきます。
29. ご卒業おめでとうございます。難しい問題に一緒に悩み、解決した時に一緒に喜んだ日々を思い出します。知的好奇心を忘れずに、学ぶ楽しさを味わい続けてください。
30. 卒業生の皆さん、おめでとう。卒業を前に、将来の夢を語り合った日を思い出します。その夢に向かって、一歩ずつ、着実に歩んでいくことを心から応援しています。
伝えたい想い別の文例(10選)
特に伝えたいメッセージに合わせて、内容をアレンジしてみましょう。
31. 【感謝を伝えたい】ご卒業おめでとう。皆さんと過ごした日々は、先生にとっても学びと喜びに満ちた時間でした。たくさんの感動をありがとう。皆さんのおかげで、先生も成長できました。
32. 【感謝を伝えたい】卒業おめでとうございます。毎日元気に挨拶してくれた皆さんの笑顔に、どれだけ元気をもらったか分かりません。心から感謝しています。これからも、周りの人を明るくする存在でいてください。
33. 【挑戦を応援したい】ご卒業おめでとう。これから皆さんが歩む道には、楽しいことだけでなく、困難なこともあるでしょう。しかし、それを乗り越えた時、人は大きく成長します。挑戦することを恐れないでください。
34. 【挑戦を応援したい】祝 卒業。皆さんの可能性は無限大です。「無理だ」と諦める前に、「どうすればできるか」を考えてみてください。そのチャレンジ精神が、未来を切り拓く力になります。
35. 【個性を称えたい】ご卒業おめでとうございます。一人ひとり、得意なことも苦手なことも違う。それでいいのです。自分らしさという最高の個性を、これからも大切にしてください。
36. 【個性を称えたい】卒業生の皆さん、おめでとう。皆さんは、それぞれが世界に一つだけの色を持っています。周りと比べる必要はありません。自分の色で、未来というキャンバスを自由に彩ってください。
37. 【友情の大切さを伝えたい】ご卒業おめでとう。小学校で出会った仲間は、きっと一生の宝物になります。嬉しい時は一緒に笑い、つらい時は支え合える。そんな素敵な関係をこれからも育んでいってください。
38. 【友情の大切さを伝えたい】卒業おめでとう!中学校に進学すると、新しい出会いがたくさん待っています。でも、この小学校で苦楽を共にした友達との絆も、どうか大切にし続けてください。
39. 【学ぶ姿勢を伝えたい】ご卒業おめでとうございます。学校の教科書で学ぶことだけが、勉強ではありません。日々の生活の中に、人との関わりの中に、学びの種は無数に転がっています。常にアンテナを張っていてください。
40. 【学ぶ姿勢を伝えたい】祝 卒業。「なぜだろう?」「どうしてだろう?」という疑問を持つことが、皆さんを成長させる原動力です。その探求心を忘れずに、学ぶことを楽しんでください。
四字熟語・名言を使った格調高い文例(10選)
少し格調高い言葉を贈りたい時に。子どもたちにも意味が伝わるよう、簡単な説明を添えるとより親切です。
41. ご卒業おめでとうございます。「万里一空(ばんりいっくう)」という言葉があります。目指すところは同じ、心を一つにという意味です。皆が同じ目標を見据えて頑張った運動会の姿を思い出しました。これからも仲間と力を合わせ、未来を切り拓いてください。
42. 卒業生の皆さん、おめでとう。「初志貫徹(しょしかんてつ)」、最初に決めた志を最後まで貫き通すことの大切さを、どうか忘れないでください。夢に向かって、一歩ずつ進んでいってください。
43. 祝 卒業。これからの人生で、たくさんの人と出会うことでしょう。「一期一会(いちごいちえ)」、一つひとつの出会いを大切にしてください。その出会いが、皆さんの人生を豊かにしてくれます。
44. ご卒業おめでとうございます。「駑馬十駕(どばじゅうが)」という言葉があります。才能がなくても、努力を続ければ必ず道は開けるという意味です。コツコツと努力を重ねる皆さんを、これからも応援しています。
45. 卒業おめでとう。アインシュタインは「大切なのは、疑問を持ち続けることだ」と言いました。その好奇心を忘れずに、中学校でも多くのことを学んでください。
46. ご卒業おめでとうございます。「雲外蒼天(うんがいそうてん)」、困難を乗り越えた先には、きっと青空が広がっています。壁にぶつかっても、諦めないでください。
47. 卒業生の皆さん、おめでとうございます。「日進月歩(にっしんげっぽ)」の言葉通り、皆さんは日に日に成長していきます。その成長を見届けるのが、とても楽しみです。
48. 祝 卒業。「教学相長(きょうがくそうちょう)」、教えることと学ぶことは互いを高め合うという意味です。皆さんと過ごす中で、先生も多くのことを学びました。本当にありがとう。
49. ご卒業おめでとうございます。ヘレン・ケラーの言葉に「楽観は成功へと導く信仰である」というものがあります。いつも前向きな気持ちを忘れずに、明るい未来を信じて進んでください。
50. 卒業おめでとう。「切磋琢磨(せっさたくま)」できる素晴らしい仲間と共に、実り多い中学校生活を送ってください。皆さんの活躍を、遠くから見守っています。
メッセージに使える「希望の言葉」キーワード集
文章に困った時に、これらのキーワードを散りばめるだけで、お祝いのメッセージが華やかになります。
希望・未来に関する言葉としては、「未来」「希望」「輝く」「大空」「羽ばたく」「前途」「門出」「スタート」「一歩」「道」などがあります。
成長・挑戦に関する言葉としては、「成長」「飛躍」「挑戦」「チャレンジ」「活躍」「可能性」「信じる」「力」「歩む」などが使えます。
心・思い出に関する言葉としては、「思い出」「宝物」「絆」「友情」「感謝」「笑顔」「優しい心」「思いやり」「心に刻む」などがおすすめです。
祝福・喜びに関する言葉としては、「素晴らしい」「おめでとう」「お祝い」「幸多かれ」「祈っています」「応援」「期待」「晴れの日」などがあります。
祝電の形式とルール:宛名・差出人の正しい書き方
祝電には厳格な書式はありませんが、誰から誰へのメッセージかが一目で分かるように書くのがマナーです。掲示された際に、卒業生だけでなく、保護者や他の先生方にも伝わる書き方を心がけましょう。
宛名は「学校名」と「卒業年度」を明確に
宛名が「卒業生の皆様へ」だけでは、どの学校のいつの卒業生に向けたメッセージか分かりません。複数の学校から祝電が届く中で、埋もれてしまう可能性もあります。
良い書き方の例としては、「○○市立△△小学校 令和○年度 卒業生の皆様」や「○○小学校 第○回 卒業生御一同様」などがあります。
このように「学校名」と「卒業年度(または回生)」を正確に記載することで、子どもたちが「自分たちへのメッセージだ!」とすぐに認識できます。
差出人は「元○年○組担任」など関係性を具体的に
差出人も同様に、名前だけでは転入生やその保護者、新しく赴任した先生方には誰なのか伝わりません。
避けた方がよい書き方としては、「元担任より」「山田 太郎」のようなシンプルすぎるものがあります。
良い書き方の例としては、「元 ○年○組担任 山田 太郎」や「令和○年度 ○学年担任 鈴木 花子」などがあります。結婚で姓が変わった場合は、「(旧姓 田中)鈴木 花子」のように記載すると分かりやすいです。
「いつ、どのクラスの担任だったか」を明記することがポイントです。これにより、教え子たちはすぐに先生のことを思い出すことができます。
祝電の準備方法:「手作り」と「電報サービス」どちらを選ぶ?
祝電の準備方法は、大きく分けて「手作り」と「電報サービス」の2つがあります。それぞれの特徴を理解して、ご自身の状況に合った方法を選びましょう。
手作り祝電のアイデアと作り方
世界に一つだけのオリジナル祝電を贈りたい先生には、手作りがおすすめです。ただし、華美になりすぎず、掲示しやすいシンプルなデザインを心がけることが大切です。
台紙の色を工夫するだけで、印象は大きく変わります。淡いピンクやクリーム色は優しく温かい印象を与え、淡い水色やグリーンは知的で爽やかな印象になります。金や銀のラインが入った和紙を使えば、格式高いお祝いの雰囲気を演出できます。素材は厚紙だと重さで剥がれやすいため、色画用紙が最適です。
ワンポイント装飾を加えるのも効果的です。クラフトパンチを使って、桜やクローバー、音符などの形を色画用紙から抜き、メッセージの周りに散らすだけで華やかになります。100円ショップや文房具店で手軽に入手できます。
また、「イラストAC」などの無料イラストサイトから、春らしい花や青空のイラストをダウンロードして、メッセージカードに薄く印刷するのも素敵です。ただし、各サイトの利用規約は必ず確認してください。デザイン性の高いマスキングテープでカードの四方を縁取るだけでも、引き締まった印象になります。
手作りの際の注意点として、メッセージを印刷した紙を台紙に貼る時は、水のりは避けてください。紙が波打ってしまい、見栄えが悪くなります。スティックのりやテープのりを使うときれいに仕上がります。
電報サービスの賢い選び方
年度末の多忙な時期に、手作りする時間が取れない先生には電報サービスが便利です。注文すれば、印刷から配達まですべてを任せられます。
サービスを選ぶ際のポイントとして、まず料金があります。シンプルな台紙タイプなら1,500円から3,000円程度が相場です。
デザインも重要な選択基準です。押し花や刺繍が施された美しい台紙など、様々なデザインがあります。ただし、学校に送る場合は、ぬいぐるみ付き、お菓子付き、オルゴール付きといった立体的なものは避けましょう。非常に掲示しにくく、現場の先生を困らせてしまいます。壁に貼りやすい「台紙タイプ」を選ぶのが賢明です。
申し込み締切も確認しておきましょう。サービスや届け先によって異なりますが、遅くとも配達希望日の3日から4日前には申し込むと安心です。
主な電報サービスの紹介
代表的な電報サービスをいくつか紹介します。
NTT東日本・西日本の「D-MAIL」は、最もポピュラーで信頼性の高いサービスです。14時までの申し込みで即日配達が可能で、インターネットからの申し込みなら電話より料金がお得になります。
佐川急便グループが運営する「VERY CARD」は、比較的リーズナブルな価格帯で、デザインも豊富です。文字数に関係なく料金が一律で分かりやすいのが特徴です。
「For-Denpo(フォー電報)」は、多様なデザインの電報を取り扱っており、最安料金は1,430円(税込)からとお手頃です。平日14時までの注文で即日配達に対応しています。
KDDIグループの「でんぽっぽ」は、押し花電報やソラフラワー電報など、上品なデザインが充実しています。
「e-denpo」は、台紙料金・文字料金・配送料金がすべて込みの価格設定で、コストを抑えたい場合に適しています。8時までの申し込みで当日11時まで、14時までの申し込みで当日18時までの配達が可能です。
これらのサービスサイトには、卒業祝い用の文例も多数用意されているため、メッセージ作成の参考にもなります。
よくある質問(Q&A)
先生方が抱きがちな細かい疑問について、Q&A形式でお答えします。
- 祝電の費用は個人負担ですか?
-
はい、元担任として個人的に送るものですので、費用は自己負担となります。手作りなら数百円程度、電報サービスを利用する場合は1,500円から3,000円程度が目安です。
- 卒業式に間に合わなかった場合はどうすればいいですか?
-
祝電は式典に彩りを添えるものなので、卒業式後に送るのは避けた方がよいでしょう。もし間に合わなかった場合は、気持ちを切り替えて、後日、前任校の元学年主任の先生や校長先生宛に、卒業生へのメッセージを託す形で手紙を送るのが丁寧な対応です。
- 前任校に連絡しづらい場合、日程を知る方法はありますか?
-
教育委員会のウェブサイトで日程が公開されていることが多いので、まずそちらを確認してみてください。また、近隣の学校に勤務している知人がいれば、その地域の卒業式日程の傾向を教えてもらえるかもしれません。
- 元学年団の先生たちと連名で送ってもいいですか?
-
はい、問題ありません。その際は、差出人欄に「元○学年担任一同」と記し、その下に全員の名前を並べると良いでしょう。費用を分担できるメリットもあります。
- 電報サービスと手作り、どちらがいいですか?
-
どちらにも良さがあります。時間に余裕があり、手作りが得意な先生は手作りで温かみのある祝電を。忙しくて準備の時間が取れない先生は、電報サービスを利用して確実に届けるのがおすすめです。大切なのは、祝電を送ること自体なので、無理のない方法を選んでください。
豆知識:「祝電」と「電報」の違いとは
最後に豆知識をひとつ。「祝電」と「電報」という言葉、同じように使っていますが、実は違いがあります。
「電報」は、もともと電話が普及する前の時代に、電信(電気信号)を使って緊急のメッセージを文字で配達するサービス全体を指す言葉でした。
一方、「祝電」は電報サービスの一種で、結婚式や入学式・卒業式など、お祝いの気持ちを伝える目的で使われるものを特に指します。
現在では、緊急連絡の手段としての電報はほとんど使われなくなり、お祝いやお悔やみのメッセージを送るサービスが主流になりました。そのため、手作りのメッセージカードなども含めて、慣例的に「祝電」と呼ばれるようになっています。
まとめ:あなたの言葉が、子どもたちの背中を押す
この記事では、元担任の先生が前任校の卒業式に祝電を送る際の、マナーから文例、準備方法までを詳しく解説してきました。
大切なポイントを振り返っておきましょう。
マナーとしては、日程の正確な確認、2日前までの必着、写真は使用しないことの3点を押さえておいてください。
メッセージを書く際は、お祝いの言葉、思い出やエピソード、はなむけの言葉、締めくくりの4つの要素を意識すると、まとまりのよい文章になります。全員に届く言葉を意識し、ネガティブな内容や特定の子だけを褒める内容は避けましょう。
形式面では、宛名と差出人を明確に記載することが大切です。誰から誰へのメッセージかが一目で分かるようにしましょう。
準備方法は、状況に応じて手作りか電報サービスを選択してください。いずれの場合も、掲示しやすいシンプルなデザインを心がけるのがポイントです。
異動によって、子どもたちの成長を最後まで見届けることは叶わなくても、先生の心は常に教え子たちと共にあるはずです。物理的な距離を超えて、心のこもった祝電は必ず子どもたちの胸に届きます。
そして、元担任からの温かいメッセージは、これから始まる中学校生活への期待と希望を膨らませ、子どもたちに大きな勇気を与えてくれることでしょう。
先生の言葉で、大切な教え子たちの輝かしい門出を祝福してあげてください。
