梅雨どきにふと畳を見たら、緑や黒の点々が広がっていた――そんな経験はありませんか。畳のカビは、正しい手順で対処すれば自分できれいに落とせます。ただし、いきなり水拭きをしたり掃除機で吸ったりすると、かえってカビを広げてしまうので注意が必要です。
この記事では、畳にカビが生える原因から、状態に合わせた取り方、そして再発させないための湿気対策までをまとめて解説します。
点々と出はじめた程度のカビなら、身近な道具だけで畳1枚あたり15〜30分ほどで片づきます。何度も同じ場所に出るときに畳を上げて裏側を確かめる手順や、畳店に頼む目安、張り替えの種類までまとめました。

消毒用エタノールと乾いた歯ブラシがあれば、軽いカビはその日のうちに落とせますよ。
畳にカビが生える原因
畳のカビは、湿気・栄養・温度の3つの条件がそろったときに発生します。なかでも引き金になるのは湿気です。い草でできた畳はもともと水分を吸いやすく、湿度が高い環境ではカビの温床になりやすいのです。
3つのうち温度は、人が快適に感じる20〜30度あたりがそのままカビの好む範囲と重なるため、生活のなかで下げるのは現実的ではありません。手を打てるのは残りの2つで、どちらか一方でも断てば増えかたは目に見えて鈍くなります。まず湿気を抜き、それから汚れを減らす。この順番で考えると、やることが整理しやすくなります。


湿気と結露がいちばんの原因
カビは湿度が60%を超えると活発に育ちはじめます。梅雨の時期や、冬場の窓際の結露は特に要注意です。洗濯物の部屋干しや、布団を敷きっぱなしにすることでも畳の下に湿気がこもります。
い草は空気中の水分を吸ったり吐いたりしていますが、吸える量を超えると表面に水分が残ったままになります。危ないのは、寝具を置いたままにしている場所、窓の結露が伝い落ちるへり際、押入れや北側の壁に接した部分の3か所です。1階の和室では床下からの湿気も加わるため、同じ部屋でも入口側より奥のほうが先に変色してくることがあります。
湿度を下げる工夫については、こちらの記事も参考になります。


食べこぼしやホコリが栄養源になる
カビは畳そのものだけでなく、表面に積もったホコリや食べこぼし、皮脂汚れなども栄養にします。掃除がいきとどかない部屋ほど、カビが育ちやすい環境になっているわけです。こまめな掃除がカビ予防の第一歩になります。
具体的には、お菓子のくず、飲みものの糖分、髪の毛やペットの毛など、日常的に落ちるものばかりが栄養源になります。やっかいなのは、これらがい草の目に入り込むと、表面をなでるだけでは取り切れない点です。飲みものをこぼしたときは、まず乾いた布や新聞紙で水分を吸い取り、最後に乾いた面でなでて仕上げておくと、水分も栄養も残りません。
新しい畳やい草の畳に出やすい
新しく張り替えたばかりの畳は、い草に水分が多く含まれているため、かえってカビが出やすい傾向があります。化学畳(和紙や樹脂のもの)に比べると、天然のい草を使った畳はカビに弱いと考えておくとよいでしょう。新しい畳ほど、最初の数か月はしっかり換気をすることが大切です。
張り替えたあと最初に迎える梅雨が、いちばんの山場になります。搬入から数か月のあいだは、短時間でも毎日窓を開け、押入れや部屋のすみに荷物を詰め込みすぎないほうが安全です。畳表がまだ青みを保っているあいだは、水分が多く残っている時期だと考えて、家具の下や部屋のすみをときどきのぞいておくと安心です。
畳のカビの取り方【状態別】
畳のカビを落とすときは、まず乾いた状態で作業を始めるのが鉄則です。ぬれた雑巾でこすると、カビの胞子を畳の奥に押し込んでしまいます。ここでは、カビの状態に合わせた取り方を順番に紹介します。
作業する日は、雨降りを避けて空気の乾いた日を選びます。窓とドアを2か所開けて風の通り道をつくり、マスクとゴム手袋、できれば長袖という格好で始めてください。
軽い表面のカビ:乾いた状態でブラシ+エタノール
表面にうっすら出た程度の軽いカビなら、消毒用エタノールで落とせます。マスクと手袋をつけ、窓を開けて換気をしながら作業しましょう。
乾いた歯ブラシを使い、畳の目に沿ってカビを優しくかき出します。力を入れすぎず、い草を傷つけないように動かすのがコツです。
消毒用エタノール(濃度70〜80%程度)をカビの部分に吹きかけ、5分ほど置きます。スプレーボトルに入れると使いやすいです。
畳の目に沿って、乾いた布でカビを拭き取ります。色がついた布だと取れたカビを確認しやすいです。
最後に窓を開けたり扇風機を当てたりして、畳を完全に乾かします。湿ったまま放置すると再発の原因になります。
かき出すときも拭き取るときも、手は一方向に動かします。往復させると、いったん浮いたカビをふたたび目の奥へ押し戻してしまうためです。使い終えた歯ブラシと布は洗面所で洗わず、ポリ袋に入れて口を閉じてから捨てると、ほかの部屋へ胞子を運ばずにすみます。1回で落ちきらないときは、いったん乾かしてから同じ手順をもう一度くり返してください。
広がった黒カビ:エタノールで根気よく
黒く色素が沈着したカビは、表面の緑カビより落としにくくなります。基本の手順は同じですが、エタノールを含ませた布で軽くたたくように拭き、それでも残る場合は無理にこすらないことが大切です。
黒カビが畳の内部まで入り込んでいると、表面を拭いても色が抜けないことがあります。その場合は後述の「業者・張り替え」の検討に進みましょう。
見きわめの目安は、たたいて拭く作業を2〜3回くり返しても濃さが変わらないかどうかです。まったく変化しないなら、色素だけでなく菌糸が畳床(畳の芯にあたる部分)まで届いていることが考えられます。ここで力任せにこすると、い草の繊維が毛羽立ち、傷んだところに次のカビが定着しやすくなります。跡が残っても、その後にカビ臭さやぬめりが出てこなければ、色素だけが抜けずにいる状態と考えて様子を見てかまいません。
注意:カビ取りには重曹を使う方法もありますが、畳には向きません。重曹はアルカリ性で、い草を変色させて黄ばみの原因になることがあります。畳のカビにはエタノールを使いましょう。
やってはいけないNG行動
畳のカビ対処では、よかれと思ってやったことが逆効果になるケースがあります。次の3つは避けてください。
- いきなり水拭きをする:胞子が畳の奥に染み込み、内部でカビが広がります
- 掃除機で吸い取る:排気口からカビの胞子が部屋中に飛び散ります
- 塩素系漂白剤(カビキラーなど)を使う:畳が変色・劣化し、独特のにおいも残ります
手順の途中でやりがちな失敗も、あわせて2つ挙げておきます。
- 拭き取りが終わる前に強い風を当てる:舞い上がった胞子が部屋のあちこちに散ります。扇風機は最後の乾燥のときだけ使います
- 洗剤やカビ取り剤を混ぜて使う:塩素系のものと酸性のものが混ざると有毒なガスが出ます。同じ部屋で別の洗剤を続けて使うときも、床に薬剤を残さないようにします
どれも「早く消したい」という気持ちから手が出てしまうものばかりです。カビは乾いた状態でかき出してから薬剤で処理する、という順番さえ守れば、部屋中に広げる失敗はほとんど防げます。もしすでに水拭きをしてしまったあとなら、その日のうちに窓を開けて扇風機を当て、畳を芯まで乾かしておきましょう。
畳のカビ取りで用意するもの
作業を始める前に、必要なものをそろえておくとスムーズです。特別な道具は必要なく、ドラッグストアでそろうものばかりです。
すでに家にあるものが多いので、買い足すのは消毒用エタノールくらいで足りることがほとんどです。途中で道具を取りに立つと、その分だけ作業が長引き、湿った布を放置してしまいがちなので、最初にまとめて手元へ置いておきます。
- 消毒用エタノール|70〜80%濃度のもの。カビ取りの主役。スプレーボトルに入れると便利
乾いた歯ブラシ|畳の目に入り込んだカビをかき出す。使い古しでOK
- 乾いた布・雑巾|拭き取り用。汚れてもよいものを数枚
ゴム手袋・マスク|カビの胞子を吸い込んだり触れたりしないため。換気もあわせて
エタノールは「消毒用」を選ぶ
薬局には無水エタノールも並んでいますが、カビの処理に選ぶのは消毒用のほうです。無水エタノールは濃度が高い(99%以上)ぶん揮発が速く、カビに触れているあいだに乾いてしまうため、消毒の用途には向きません。消毒用エタノールは水を含んだ70〜80%台(日本薬局方の規格では76.9〜81.4vol%)に調整されていて、適度な速さで乾く分だけ薬剤がとどまります。
吹きかける量は、その部分がしっとり濡れて、5分ほど置いたあとに自然に乾く程度が目安です。びしょ濡れになるほど使うと、今度は畳に水分を足すことになり、かえって再発を招きます。余った分は火の気のない冷暗所で保管し、直射日光の当たる場所やコンロのそばには置かないでください。
そろえておくと作業が早いもの
必須ではありませんが、次の4つがあると段取りがぐっと楽になります。
- ポリ袋|使い終えた布や歯ブラシを、その場で口を閉じて処分できます
- 新聞紙|作業する畳のまわりに広げておくと、落ちたカビや薬剤を受け止められます
- 扇風機・サーキュレーター|拭き取り後の乾燥を短くできます
- 懐中電灯|家具の下やへり際は暗く、初期の小さな点を見落としやすい場所です
新聞紙とポリ袋は、使い終えたらそのまま包んで捨てられるので後片づけが早くなります。懐中電灯は、作業に入る前の見回りにも役立ちます。斜めから光を当てると、真上からでは見えにくい小さな点が浮かび上がります。
畳のカビを再発させない予防法
カビを落としても、湿気がこもる環境のままでは何度でも再発します。予防のポイントは、とにかく湿度を上げないことです。日々のちょっとした習慣でカビは大きく減らせます。
とくに気をつけたいのは、処理を終えてからの2週間ほどです。畳にはまだ水分が残り、取りきれなかった胞子も周囲にひそんでいるため、少し湿度が上がると同じ場所から顔を出します。この期間だけでも毎日窓を開け、朝に一度その部分を乾いた布でなでて、手ざわりや色が変わっていないか確かめておくと安心です。


換気と除湿で湿度を60%以下に保つ
畳の部屋はこまめに窓を開けて風を通しましょう。雨の日や締め切りがちな部屋では、除湿機やエアコンの除湿運転を活用します。湿度計を一つ置いて、60%を超えないように意識するだけでもカビの発生はぐっと抑えられます。
和室で意識したいのは、風を高い位置ではなく床の近くへ流すことです。サーキュレーターを使うなら首を下げ、畳の面をなでるように送ると、たまった空気が動きます。押入れの襖も一緒に開けておくと、閉じた空間の湿った空気ごと入れ替わります。
こまめな乾拭きと畳干し
畳は週に1〜2回、乾いた布で目に沿って乾拭きすると、ホコリやカビの栄養源を取り除けます。年に1〜2回、晴れた日に畳を上げて陰干しすると、畳の下にたまった湿気も逃がせます。直射日光は畳を変色させるので、風通しのよい日陰で干すのがポイントです。
毎回すべての面をやる必要はありません。ホコリと湿気がたまりやすいのは、へり際、家具の脚のまわり、押入れの前あたりの3か所なので、ここだけでも週に1度なでておくと栄養源のたまり方が変わります。使う布は必ず乾いたものを選び、洗ったばかりで湿り気の残る雑巾は避けてください。
乾拭きのしかたや掃除機のかけ方、汚れ別の落とし方は、こちらの記事でくわしくまとめています。


家具の配置とすのこの活用
畳の上に布団を敷いて寝ている場合は、敷きっぱなしにせず毎日たたむか、すのこを敷いて風の通り道をつくりましょう。大きな家具は壁にぴったりつけず、数センチ離して置くと裏側に空気が流れ、結露やカビを防げます。
たんすやベッドの脚が畳に食い込むと、そのくぼみに湿気とホコリがたまります。脚の下に薄い敷板をはさんで重さを分散させ、動かせる家具は年に一度でも少し位置をずらすと、同じ場所だけが傷むのを避けられます。寝具は、起きてすぐたたむよりも10分ほどめくって湿気を逃がしてからのほうが、畳に残る水分が少なくなります。



梅雨の時期は、晴れ間を見つけて換気するだけでもずいぶん違いますよ。
季節ごとの湿気・カビ対策もあわせて
畳の状態を見る時期をあらかじめ決めておくと、再発に早く気づけます。おすすめは梅雨入り前と、暖房を使いはじめる前の年2回です。窓際は結露、暖房の季節は室内外の温度差と、湿気のたまり方が入れ替わる境目だからです。点検といっても、家具を少しずらして下をのぞき、押入れに面した側と窓際を明るいところで見るだけで十分です。点のうちに見つかれば、その日のうちに片づきます。
梅雨どきの部屋全体のカビ・湿気対策は、こちらの記事でくわしくまとめています。




再発をくり返すときは畳の裏と床板を確認する
表面を何度きれいにしても同じ場所に出てくるなら、原因は畳の上ではなく下にあることが多いです。畳床に湿気が残っている、下地の床板が湿っている、床下から水分が上がってきている——このどれかが続いているかぎり、表面だけを処理してもふりだしに戻ります。
そこで一度、畳を上げて裏側と床板を見てみます。晴れて空気の乾いた日の午前中に始めると、乾かす時間をたっぷり取れます。畳を上げた部屋には荷物を戻さず、その日は空けておく前提で予定を組んでください。
畳を上げて確認する手順
畳は1枚ずつ寸法がわずかに違うため、元の場所へ戻せないとすき間ができます。並びと向きを紙に書くか、部屋全体を写真に撮ってから始めてください。
すき間にマイナスドライバーなどを差し込み、角を少し浮かせて手を入れます。見た目より重いので、無理に持ち上げず、立てかけながら少しずつずらすか、2人で運びます。
畳の裏、下地の床板、部屋のすみの順に確かめます。黒い点や白い粉のようなもの、さわったときの湿っぽさ、こもったにおいがあれば、そこが再発の元です。
床板は乾いた布でホコリを取り、消毒用エタノールを含ませた布で拭いてから数時間そのまま乾かします。畳も裏面に風を当て、両方が乾ききってから記録どおりの位置と向きに戻します。
床下や建物側が原因のこともある
床板をしっかり乾かしたのに数日でまた湿ってくるようなら、原因は部屋の中ではなく建物側にあるかもしれません。床下にたまった湿気、配管からの水もれ、外壁や窓まわりからの雨水の侵入などが考えられます。1階の和室で、床下の換気口が植木鉢や物置でふさがれている場合も、湿った空気が抜けにくくなります。
応急的には、すのこや除湿剤で畳と床板のあいだに空気の層をつくる方法があります。ただしこれは時間かせぎで、湿気の出どころが残っているかぎり同じことのくり返しです。畳を上げるところまでやっても収まらないなら、次にまとめた相談先を頼るほうが早く解決します。
こんなときは業者や張り替えも検討
自分でできるカビ取りには限界があります。次のような場合は、無理をせず畳店や専門業者に相談しましょう。
- カビが畳の内部まで入り込み、表面を拭いても色が抜けない
- 部屋の畳全体など、広範囲にカビが広がっている
- 何度掃除しても、短期間で再発をくり返す
- カビ臭さが取れず、アレルギーのような症状が気になる
畳は表面のい草を張り替える「表替え」や、丸ごと交換する方法があります。古い畳で傷みが激しい場合は、張り替えのほうが結果的に快適に過ごせることもあります。壁紙のカビが気になる場合は、こちらもあわせてご覧ください。


裏返し・表替え・新調の違い
畳店に頼むときは、3つの方法から選ぶことになります。カビの跡がどこまで届いているかで、選べる方法が変わります。
| 方法 | 内容 | 時期の目安 | カビとの関係 |
|---|---|---|---|
| 裏返し | 今ある畳表をはずし、裏返して張り直す | 新調から3〜5年ごろ | 裏面までシミやカビが抜けていると使えない |
| 表替え | 畳床はそのままで、畳表と縁を新しくする | 新調から7年ごろ(裏返し後なら5年ほど) | 表面の跡は消えるが、畳床が湿ったままだと再発する |
| 新調 | 畳床ごとすべて新しくする | 10〜15年 | 畳床までカビや傷みが進んだとき |
年数はあくまで一般的な目安で、使い方や部屋の環境で前後します。黒い跡が残っているだけなら表替えでおさまることも多いので、まずは現物を見てもらうのが確実です。相談するときに「いつごろから出ているか」「何枚に広がっているか」「床板は湿っていたか」の3点を伝えられると、話が早く進みます。
よくある質問
- 畳のカビに重曹は使えますか?
-
おすすめできません。黄ばみが出てからでは色を元に戻せないためです。もし振りかけてしまった場合は、乾いた布で粉を残さず取り除き、水気をよく絞った布でそっと拭いてから十分に乾かしてください。カビ取り自体は消毒用エタノールでやり直すのが安心です。
- カビキラーなどの塩素系漂白剤を使ってもいいですか?
-
畳には使わないでください。畳が変色・劣化したり、においが残ったりする原因になります。塩素系は強力ですが、天然のい草には負担が大きすぎます。
- カビは見えないのに畳がカビ臭いときはどうすれば?
-
畳の内部や下に湿気がこもっている可能性があります。まずは窓を開けて換気し、除湿機などで部屋を乾燥させましょう。畳を上げて陰干しするのも効果的です。それでもにおいが取れない場合は、畳店への相談を検討してください。
- 市販の防カビスプレーや消臭スプレーを使ってもいいですか?
-
防カビ剤は、畳が使用対象に入っているかを容器の表示で確かめてから使ってください。対象外の製品はシミや変色の原因になります。においを隠すタイプの消臭スプレーは、畳に水分を足すことになるので処理直後は避けたほうが無難です。使うなら、畳が完全に乾いてからにしましょう。
- 布団の下の畳にカビが出ました。布団のほうはどうすればいいですか?
-
畳だけ処理しても、寝具側に湿気やカビが残っていると同じ場所に戻ってきます。カバーやシーツは洗濯し、布団本体は天気のよい日に干して、たたく前に表面を軽く払っておきましょう。畳が乾ききるまでは同じ位置に敷かず、しばらくは除湿シートをはさむと安心です。落ちない汚れやにおいが残る場合は、寝具のクリーニングを扱う店に相談する方法もあります。
まとめ
畳のカビは、原因を知って正しく対処すれば、自分でもしっかり落とせます。最後に大切なポイントをおさらいしておきましょう。
この記事のまとめ:軽いカビは乾いた状態でブラシとエタノールで落とす。水拭き・掃除機・塩素系はNG。落としたあとは換気と除湿で湿度を60%以下に保ち、再発を防ぐことが何より大切です。
いま見つけたばかりという状況なら、最初にやることは掃除ではなく換気です。窓を開けて空気を入れ替え、マスクと手袋を用意してから、乾いた道具を手に取ってください。
迷ったときの振り分け
- 表面がうっすら緑がかっている → 自分の手で当日中に片づけられます
- 黒い跡だけが残っている → においやぬめりがなければ、そのまま使って大丈夫です
- 同じ場所に何度も出る → 畳を上げて裏面と床板を確かめます
- それでもおさまらない・何枚にも広がっている → 畳店に相談します
畳のカビ対策の基本は「落とす」より「ためない」こと。こまめな換気と乾拭きを習慣にして、気持ちのよい畳の部屋を保ちましょう。











