5月になると朝晩はまだ肌寒いのに、日中は半袖でいたいくらい暑い日も出てきます。「そろそろ衣替えしないと」と思いつつ、いつ始めたらいいか迷っていませんか。
結論から言うと、夏服への衣替えは最高気温が22℃を超え始めた頃がスタートの目安です。本格的な切り替えは25℃を超える日が増えてきたタイミングが適しています。
5月の衣替えは「気温22℃で準備開始・25℃で本格切り替え・梅雨入り前に完了」が黄金パターンです。
この記事では、5月の上旬・中旬・下旬それぞれで何をすればいいかの段取りと、失敗しないコツをまとめます。梅雨入り前に余裕を持って終わらせるための実用ガイドとしてお使いください。

5月の衣替えはいつから始める?基本の目安
5月の衣替えは、暦と気温の両方を見て判断するのが失敗しないコツです。日付だけで決めると、寒の戻りや真夏日に対応できません。
暦の上での衣替え(6月1日と10月1日)
日本では昔から、夏服への衣替えは6月1日、冬服への衣替えは10月1日とされてきました。学校の制服や会社の夏季制服も、この日付に合わせて切り替わるところが多いですね。
この習慣は平安時代の宮中行事が起源とされ、明治時代に官公庁の制服切り替え日として6月1日と10月1日が定められたことで一般にも広まりました。
とはいえ、現代の気候は昔と違います。5月でも30℃近くまで上がる日があれば、6月でも肌寒い日があります。日付はあくまで目安として、実際の気温で動くのが現実的です。
最高気温22℃が始めどき・25℃で本格切り替え
気温を基準にすると、衣替えのタイミングは次のように整理できます。
| 最高気温 | 服装の目安 | 衣替えのフェーズ |
|---|---|---|
| 15℃前後 | 長袖+薄手の上着 | 春服シーズン |
| 20℃前後 | 長袖シャツ・薄手のカーディガン | 春服〜移行期 |
| 22℃以上 | 半袖+薄手の羽織り | 夏服の準備開始 |
| 25℃以上 | 半袖メイン | 夏服へ本格切り替え |
| 28℃以上 | 真夏の装い | 夏服シーズン |
最高気温が22℃を超える日が続き始めたら、夏服を手前に出す準備を始めましょう。25℃以上の日が週の半分を超えてきたら、本格的に入れ替えるサインです。
地域別の目安
同じ5月でも、地域によって気温の上がり方は大きく違います。
- 西日本(九州・四国・中国・近畿):4月下旬〜5月上旬に準備開始
- 東日本(関東・東海・甲信):5月上旬〜中旬に準備開始
- 北日本(東北・北海道):5月下旬〜6月上旬に準備開始
住んでいる地域の最高気温を天気予報でチェックしながら、自分のタイミングを見つけてみてください。
5月上旬・中旬・下旬の段取りプラン
5月の衣替えを失敗なく終わらせるなら、月内を3つの期間に分けて少しずつ進めるのがおすすめです。一気にやろうとすると半日以上かかって挫折しがちです。

「週末にまとめて」より「3週に分けて」のほうが、実は楽に終わりますよ。
上旬:クローゼットの整理と不要服の処分
ゴールデンウィークの前後は、衣替えの第一歩を踏み出すのに最適な時期です。まずは現状把握から始めましょう。
- クローゼットの中身を全部出して床に広げる
- 「今シーズン1度も着なかった服」を別の山にする
- サイズが合わない服、毛玉だらけの服、シミが取れない服は処分候補に
- 処分候補は古着回収・リサイクル・フリマアプリに振り分ける
不要な服を減らしておくと、後の収納作業がぐっと楽になります。「いつか着るかも」と残し続けた服は、来年もたぶん着ません。
中旬:しまい洗いと夏服の点検
5月中旬になったら、しまう前の春・冬服を洗濯します。これを「しまい洗い」と呼びます。
同時に、去年しまった夏服を点検しましょう。
- シミや黄ばみが浮いていないか確認
- ニオイが気になる服はもう一度洗濯
- ボタン取れ・ほつれをチェック
- サイズが変わって着られない服がないか試着
下旬:本格的な入れ替えと収納
5月下旬は、いよいよ本格的な入れ替えです。気温も安定して25℃を超える日が増えてくる頃ですね。
- 夏服をクローゼットの取りやすい位置(手前・上段)へ移動
- 春・冬服は奥や下段、衣装ケースに収納
- 長袖シャツや薄手のカーディガンは数着だけ手前に残す(寒の戻り対策)
- 収納ケースには防虫剤を入れる
梅雨入りすると湿度が一気に上がり、衣類の収納には不向きな時期になります。5月末までに大物の入れ替えを終わらせるのが理想です。


衣替えを失敗しない5つのコツ
段取り通りに進めても、ちょっとした注意点を見落とすと服を傷めることがあります。ここでは押さえておきたい5つのポイントをまとめます。


晴れた日の午前中に行う
衣替えは、湿度の低い晴れた日の午前中に取りかかるのが鉄則です。湿度が高い日や雨の日に行うと、収納する衣類に湿気が残ってしまいます。
収納された服に湿気がこもると、カビや虫食いの原因になります。天気予報を見て、晴天が続く週末を狙うのがベストです。
しまい洗いで皮脂や汚れを落とす
見た目はきれいでも、シーズン中に着た服には皮脂や汗が付着しています。これを残したまま収納すると、時間とともに酸化して黄ばみになります。
特にニットやウール素材は虫食いを誘発しやすいので、必ず洗ってからしまいましょう。クリーニングに出す場合は、ビニール袋から出して保管します。
防虫剤は衣類の上に置く
防虫剤の成分は空気より重く、上から下に広がります。そのため、衣類の一番上に置くのが正解です。下に敷いても効果が半減します。
移行期間として数点残す
5月は寒暖差が激しく、急に冷え込む日もあります。完全に入れ替えるのではなく、長袖シャツや薄手のカーディガンを2〜3着だけ手前に残しておくと安心です。
6月中旬の梅雨入り頃に気温が安定してきたら、残しておいた服も収納します。これで本当の意味で衣替え完了です。
収納前に湿気対策をする
収納場所そのものの湿気対策も忘れずに行いましょう。
- 衣装ケースの底に新聞紙や除湿シートを敷く
- クローゼット内に除湿剤を置く
- 収納前にクローゼット内を換気・拭き掃除する
- すのこを敷いて床から少し浮かせる
梅雨の湿気は思った以上に強敵です。事前の備えで愛用の服を守りましょう。


5月の衣替えで多いトラブルと対策
毎年同じ失敗を繰り返していませんか。5月の衣替えで起こりがちなトラブルと、その回避策を紹介します。
梅雨入りまでに間に合わない
「気がついたら梅雨入りしていた」というのは、5月の衣替えで最も多い失敗です。湿度が80%を超える梅雨時期に収納すると、衣類に湿気を閉じ込めてしまいます。
対策としては、ゴールデンウィーク中に下準備(不要服の処分・しまい洗い開始)を済ませておくこと。あとは週末ごとに少しずつ進めれば、5月末までに完了できます。
寒の戻りで困らない服選び
5月下旬でも、急に最高気温が15℃前後まで下がる日があります。いわゆる「寒の戻り」です。
- 薄手の長袖シャツ・ブラウス(1〜2枚)
- カーディガンやライトアウター(1〜2枚)
- 七分袖のトップス(あれば便利)
- 羽織れる薄手のストール
これらをクローゼットの手前に置いておけば、急な気温変化にも慌てずに済みます。
シミ・虫食い・カビを防ぐ
収納から半年後にケースを開けたら、お気に入りのニットに虫食い穴が…。そんな悲劇を防ぐためのポイントです。
- 収納前に必ず洗濯orクリーニング
- 完全に乾かしてから収納する
- 防虫剤は衣類の上に配置
- 収納ケースは詰め込みすぎず、7〜8割の量に
- クリーニングのビニール袋は外す
クリーニング後のビニール袋をそのまま付けて収納する人が多いですが、これは湿気がこもる原因になります。必ず外して、不織布カバーに替えましょう。
よくある質問
- 5月でも肌寒い日は何を着ればいい?
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朝晩は薄手のカーディガンやライトアウター、日中は半袖や七分袖というように、重ね着で対応するのがおすすめです。脱ぎ着で温度調節できる服装を意識しましょう。
- スーツの衣替えはいつ?
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一般的にはクールビズが始まる6月1日が目安ですが、最近は会社によって5月から夏スーツに切り替えるところも増えています。職場のルールに合わせるのが基本です。
- 衣替えしないとどうなる?
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クローゼットが季節外れの服でパンパンになり、毎日の服選びに時間がかかります。また、奥にしまったままの服はシワや型崩れの原因にもなります。
- しまい洗いはクリーニングと自宅洗いどちらがいい?
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ウール・カシミヤ・シルクなどデリケート素材はクリーニング、コットンや化繊は自宅洗いで十分です。タグの洗濯表示を確認して使い分けましょう。
- 防虫剤の交換時期は?
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防虫剤は商品によって有効期間が異なり、6ヶ月タイプと1年タイプが主流です。6ヶ月タイプなら春の衣替え(5月)と秋の衣替え(10月)のタイミング、1年タイプなら年1回の交換でちょうど良いサイクルになります。
まとめ
5月の衣替えは、気温と段取りを意識すれば失敗なく進められます。
最高気温22℃で準備開始、25℃で本格切り替え、梅雨入り前に完了を目標にしましょう。
- 5月上旬:クローゼット整理と不要服の処分
- 5月中旬:しまい洗いと夏服の点検
- 5月下旬:本格的な入れ替えと収納
晴れた日の午前中に、しまい洗いをしっかり行ってから収納する。防虫剤は衣類の上に置き、湿気対策も忘れない。長袖を数着だけ手前に残しておけば、寒の戻りにも安心です。







