冬のエアコン設定温度は何度?暖房で室温20℃にする設定のコツ

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冬にエアコンの暖房をつけるとき、設定温度を何度にすればいいのか迷いませんか。20℃にしているのに足元が寒い、上げれば上げるほど電気代が心配になる、という声もよく聞きます。実は「設定温度」と「部屋の温度」は同じではなく、この2つのずれが寒さの原因になっていることが少なくありません。

この記事では、冬のエアコンの設定温度の目安、場面や部屋の条件による決め方、設定温度を上げずに暖かく感じる工夫、暖まらないときにエアコン側で点検することまでを順にまとめました。

冬の暖房の目安は、エアコンの設定温度ではなく「室温20℃」です。設定は20℃前後から始め、温度計で部屋の温度を見ながら1℃ずつ調整するのが、寒さと電気代のバランスをとりやすい方法です。

目次

冬のエアコン設定温度は何度が目安?

冬のエアコンの設定温度は、まず20℃を出発点にするのが目安です。ただし、ここで大切なのは「設定温度を20℃にすること」ではなく、「部屋の温度が20℃前後になること」です。リモコンの数字と、人が過ごす高さの温度は数℃ずれることがあり、同じ20℃設定でも暖かい家と寒い家が出てきます。ここでは、目安とされる室温の根拠、設定温度と室温がずれる理由、下回らないようにしたい温度の3つを順に見ていきます。

目安は「室温20℃」で、設定温度の数字ではない

環境省は、冬の省エネの取り組み(ウォームビズ)で、暖房時の室温の目安を20℃としています。これは「エアコンの設定を20℃にしましょう」という意味ではなく、部屋の温度を20℃程度に保とうという呼びかけです。設定温度を20℃にしても、部屋が18℃までしか上がらなければ目安には届いていませんし、反対に18℃設定で室温が20℃になる部屋もあります。

そのため、設定温度の「正解」は家ごとに違います。まずは20℃に設定して30分〜1時間ほど運転し、ソファやいすに座ったときの顔の高さあたりに置いた温度計で室温を見てください。20℃に届かなければ1℃上げ、暑すぎれば1℃下げる、という調整を数日くり返すと、その部屋に合った設定が見えてきます。

設定温度と室温がずれる理由

エアコンは、室内機に付いたセンサーで吸い込んだ空気の温度を測り、設定温度に近づくように運転を調整しています。室内機は壁の高い位置にあり、暖かい空気は軽くて天井近くにたまるため、センサーは「もう十分暖かい」と判断しやすくなります。その結果、天井付近は設定どおりでも、床に近い足元は数℃低いままという温度のムラが生まれます。

エアコンの暖房運転中の部屋の断面図。天井付近に暖かい空気がたまり、床付近が冷たいままの温度のムラを色分けで示したイメージ

ほかにも、窓が大きい部屋や北向きの部屋では、冷えた窓ガラスに触れた空気が床へ流れ落ちて、足元だけが冷えます。センサーの精度や置き場所の影響もあるため、リモコンの表示だけで判断せず、人のいる高さの温度で確かめることが大切です。床の温度を測る機種や人の位置を見て風を送る機種もありますが、それでも部屋の条件による差はなくなりません。

18℃を下回らないようにする

電気代を抑えたくて設定温度を下げる場合でも、下げすぎには注意が必要です。WHO(世界保健機関)は2018年に公表した住宅と健康に関するガイドラインで、寒い季節の室内温度を18℃以上に保つことを強く勧めています。高齢の方や小さな子どもがいる家庭では、それより高い温度が必要になる場合があるとも書かれています。

目安の20℃と、下回らないようにしたい18℃。この2つの数字を持っておくと、設定を迷ったときの判断がしやすくなります。とくに、暖房をつけているリビングと、暖房のない廊下・脱衣所・トイレとの温度差が大きい家では、寒い場所の温度にも目を向けておきましょう。

場面別・部屋別の設定温度の決め方

同じ家でも、在宅中・寝るとき・朝起きるとき・外出するときで、ちょうどよい設定は変わります。また、断熱のよいマンションと、すき間風の入りやすい木造の戸建てでは、同じ設定温度でも室温に大きな差が出ます。基本は「室温20℃前後をめざして設定を合わせる」ことで、場面ごとの違いはタイマーと設定の上げ下げで調整します。ここでは、場面別の目安を表にまとめたうえで、部屋の条件による違いと、つけっぱなしにするか消すかの分かれ目を説明します。

在宅中・就寝時・起床前・外出時の目安

場面ごとの設定の考え方は次のとおりです。設定温度の数字は家によって変わるため、表では「室温をどうしたいか」と「操作のしかた」を中心に示しています。

場面室温の目安と設定の考え方操作のコツ
在宅中(くつろぐ時間)室温20℃前後。設定は20℃から始め、温度計を見て1℃ずつ調整風量は自動、風向きは下向き
家事をしているとき体を動かすので、くつろぐときより1℃ほど低くても過ごしやすいキッチンでは火を使う分も室温が上がる
寝る前寝室を寝る30分〜1時間前から暖めておく布団に入る直前に急いで暖めない
就寝中在宅中より1〜2℃低めにするか、切タイマーで切る。冷え込みが強い家は低めの設定でつけたまま室温が18℃を下回りやすいかを一度測っておく
起きる前起きる30分前に室温が上がり始めるようにする入タイマーを使う
短い外出(買い物など)消さずに少し低めの設定で運転を続ける帰宅後に冷えた部屋を一から暖め直さない
長い外出・旅行運転を止める帰宅時間に合わせて入タイマーかアプリで運転を始める

寝ている間の設定は、寒さの感じ方や寝具によって好みが分かれます。布団や毛布で十分に暖かいなら切タイマーでもかまいませんが、明け方に室温が大きく下がる家では、低めの設定で運転を続けたほうが朝の冷え込みをやわらげられます。

部屋の条件で変わる(断熱・窓・階・吹き抜け)

同じ20℃設定でも、部屋の造りによって暖まり方は大きく変わります。次のような部屋は熱が逃げやすく、設定を少し高めにしないと室温20℃に届かないことがあります。

  • 木造の戸建て、とくに築年数の古い家(壁や床から熱が逃げやすい)
  • 窓が大きい部屋、北向きの部屋、角部屋(外気に接する面が多い)
  • 1階の部屋や、マンションの最上階・最下階(床や天井から冷える)
  • 吹き抜けやリビング階段のある部屋(暖かい空気が上の階へ逃げる)

反対に、上下左右を部屋に囲まれたマンションの中部屋は熱が逃げにくく、18〜19℃の設定でも室温20℃に届くことがあります。設定温度を上げる前に、窓やすき間から逃げる熱を減らせないかを考えると、低い設定でも暖かく過ごしやすくなります。具体的な工夫は次の章で紹介します。

つけっぱなしと、こまめに消す使い方の分かれ目

エアコンは、運転を始めてから部屋が暖まるまでの間にいちばん多く電力を使います。部屋が設定温度に近づくと、運転は弱まって少ない電力で温度を保つようになります。そのため、少し部屋を空けるたびに消して、戻るたびに冷えた部屋を暖め直すと、かえって電気を多く使うことがあります。

目安としては、近所への買い物など短い外出なら消さずに運転を続け、半日以上家を空けるなら止める、と考えるとわかりやすいでしょう。どちらが得になるかの境目は、外の気温や家の断熱、機種によって変わります。消す・消さないで迷うより、つけている間の設定温度を必要以上に上げないことのほうが、電気代には効いてきます。

設定温度を上げずに暖かく感じる5つの工夫

「20℃設定だと寒い」と感じたとき、すぐに設定温度を上げる前に試したいのが、部屋の暖かさの偏りをなくす工夫と、体感温度を上げる工夫です。天井にたまった暖気を足元に下ろす、乾燥を防ぐ、窓や床から入る冷えを断つ、という3つの方向で手を打つと、同じ設定温度のまま暖かく感じやすくなります。ここでは、すぐに試せる順に5つの工夫を紹介します。いずれも特別な道具がなくても始められるものです。

風向きは下向き、風量は自動にする

暖かい空気は上へ昇るため、暖房の風向きは下向きが基本です。吹き出し口のフラップが水平に近いままだと、温風が天井沿いに流れて足元まで届きにくくなります。リモコンの風向きを一番下か、それに近い角度に合わせ、温風が床をはうように送りましょう。冷房のときに上向きにしたまま冬を迎えていないかも、確認しておきたいポイントです。

風量は「自動」にしておくと、部屋が冷えている立ち上がりは強く、暖まってからは弱く、エアコンが自分で調整します。「弱」に固定すると暖まるまでに時間がかかり、その間ずっと寒さを感じることになります。風が直接体に当たると寒く感じることもあるので、座る位置に風が当たり続ける場合は左右の風向きをずらしてください。

天井にたまった暖気を下ろす

風向きを下にしても、時間がたつと暖かい空気は天井付近にたまっていきます。サーキュレーターや扇風機があれば、この空気をかき混ぜて床のほうへ戻せます。置き方の基本は、エアコンの対角や部屋の隅に置いて天井へ向けて風を送り、天井沿いに流れた空気が壁を伝って下りてくる流れを作ることです。

下向きの温風を出すエアコンと、部屋の隅から天井へ風を送るサーキュレーターで、部屋の空気が大きく循環している様子のイメージ

風量は弱〜中で十分です。強い風が人に当たると、かえって寒く感じます。サーキュレーターがない場合は、天井にシーリングファンがあれば冬向きの回転(上向きに送る設定がある機種)で使う方法もあります。どちらもない部屋では、エアコンの風向きを下向きに保つことと、次の湿度や窓の対策を優先してください。

湿度を40〜60%に保つ

エアコンの暖房は空気を温めるだけで水分を足さないため、暖房を続けると部屋の湿度は下がっていきます。同じ室温でも、空気が乾いていると肌から水分が蒸発しやすく、寒く感じやすくなります。湿度計を温度計と一緒に置き、40〜60%を目安に保ちましょう。加湿器がなくても、洗濯物を部屋に干す、濡れタオルをかけておく、といった方法で湿度を少し上げられます。

ただし、湿度を上げすぎると窓の結露やカビにつながります。60%を超えて窓が濡れるようなら、加湿を弱めるか換気をはさんでください。加湿器を使う場合は、タンクやフィルターを汚れたまま使い続けないよう、定期的な手入れも欠かせません。

窓から入る冷気を断つ

冬の家で熱がいちばん逃げやすいのは窓です。冷えたガラスに触れた空気は重くなって床へ流れ落ち、足元の冷えの原因になります。日が沈んだらカーテンを早めに閉め、床まで届く丈のカーテンにすると、窓からの冷気が部屋に広がりにくくなります。カーテンと窓の間に断熱シートを貼る、サッシのすき間にテープを貼る、といった対策も効果が期待できます。

窓の内側が冷えにくくなると、結露も減りやすくなります。隙間テープは貼る場所と厚みを間違えると窓が閉まりにくくなるので、選び方と貼り方は次の記事を参考にしてください。

床からの冷えを防ぐ

フローリングの床は冷えやすく、素足やスリッパの薄い底から体温が奪われます。足元が冷えていると、室温が20℃あっても寒く感じがちです。ラグやカーペットを敷く、厚手のスリッパや靴下をはく、といった対策で床からの冷えを減らすと、設定温度を上げずに過ごしやすくなります。

ホットカーペットやこたつと組み合わせる場合は、エアコンの設定温度を1〜2℃下げても快適に過ごせることがあります。足元を温める暖房と、部屋全体の空気を温めるエアコンの役割を分けると、それぞれを強く使いすぎずに済みます。床に近いところで過ごす時間が長い家庭ほど、試してみる価値があります。

設定温度を上げても暖まらないときの点検

風向きや湿度を整えても部屋が暖まらない、設定温度を上げても温風がぬるい、という場合は、エアコンそのものの状態を疑います。家庭で確かめられるのは、フィルターのホコリ、室外機のまわり、部屋の広さと能力の釣り合いの3つです。ここで直らない場合や、温風がまったく出ない・エラー表示が出るといった症状があるときは、自分で分解せず、取扱説明書を確認したうえでメーカーや販売店に相談してください。

フィルターのホコリを取る

フィルターにホコリが詰まると、エアコンが吸い込める空気の量が減り、暖める力が落ちます。資源エネルギー庁の省エネの目安でも、フィルターを月に1〜2回掃除することが省エネにつながるとされています。メーカーの多くは2週間に1回程度の掃除をすすめているので、暖房を毎日使う時期は、月に2回を目安にしましょう。

STEP
運転を止めて電源プラグを抜く

運転中にフィルターを外すと、ホコリを吸い込んだりファンに触れたりするおそれがあります。運転を止め、電源プラグを抜くかエアコン用のブレーカーを切ってから始めます。

STEP
前面パネルを開けてフィルターを外す

ホコリが落ちても困らないよう、床に新聞紙などを敷いておきます。フィルターはホコリが舞わないよう、ゆっくり引き出してください。

STEP
表側から掃除機でホコリを吸う

ホコリが付いている表側から吸うと、網目の奥へ押し込まずに取れます。汚れが残る場合は、裏側からシャワーの水で流します。

STEP
しっかり乾かしてから戻す

水洗いしたときは、日陰で完全に乾かしてから取り付けます。濡れたまま戻すと、カビやにおいの原因になります。

前面パネルを開けたエアコンからフィルターを外し、表側から掃除機でホコリを吸っている様子のイメージ

自動お掃除機能付きのエアコンでも、ダストボックスにたまったホコリは自分で捨てる必要があります。取扱説明書で、ダストボックスの位置と手入れの頻度を確認しておきましょう。

室外機のまわりと霜取り運転を確かめる

暖房は、室外機が外の空気から熱をくみ上げて部屋に運ぶしくみです。室外機の吹き出し口の前に物を置いていたり、落ち葉や雪で吸い込み口がふさがれていたりすると、熱をうまく集められず暖房の効きが落ちます。室外機のまわりを片づけ、雪の多い地域では吹き出し口の前を除雪しておきましょう。

また、外の気温が低い日には、室外機に付いた霜を溶かすために、暖房が一時的に止まる「霜取り運転」が入ります。数分から十数分ほど温風が止まり、室外機から湯気や水が出ることがありますが、故障ではありません。運転ランプの点滅などで知らせる機種が多いので、取扱説明書で表示を確かめておくと慌てずに済みます。室外機の掃除のしかたは次の記事にまとめています。

部屋の広さと暖房能力が合っているか

エアコンのカタログには「おもに6畳用」のような表示と、「6〜7畳」「5〜6畳」といった幅のある畳数の目安が載っています。幅の小さいほうの数字は木造住宅、大きいほうは鉄筋の集合住宅を想定した目安です。暖房と冷房で目安の畳数が異なる機種もあり、暖房の畳数のほうが小さいことがよくあります。部屋の広さに対して小さい機種を使っていると、設定温度を上げても能力が追いつかず、なかなか暖まりません。

能力が足りているのに以前より暖まりにくくなった場合は、エアコンの劣化も考えられます。使い始めて10年前後たっている、異音や異臭がする、といったサインがあるときは、買い替えも含めて検討する時期です。寿命の目安と、修理か買い替えかの判断は次の記事で詳しく説明しています。

設定温度と電気代の関係

暖房の電気代は、設定温度を1℃変えるだけでも差が出ます。とはいえ、設定温度を下げて寒さを我慢するより、前の章の工夫で同じ温度を暖かく感じられるようにするほうが、続けやすい節約になります。ここでは、設定温度を1℃下げたときにどのくらいの省エネになるのかを公的な試算で確かめたうえで、設定温度以外に電気代を左右する使い方のポイントを整理します。具体的な金額は、電気料金の単価や家の条件で変わる点を踏まえて読んでください。

1℃下げるとどれくらい省エネになるか

暖房の設定温度を1℃ゆるめると、消費するエネルギーはおよそ10%減るとされています(環境省の資料による一般的な目安)。資源エネルギー庁の試算では、外の気温が6℃のときに、エアコン(2.2kW)の暖房の設定温度を21℃から20℃に下げて1日9時間使うと、年間で電力量が約53kWh、電気代にして約1,650円の省エネになるとしています。

この試算は1台・1℃あたりの数字なので、家に複数台ある場合や、2℃以上下げられる場合は差がもう少し大きくなります。一方で、設定を下げても室温が18℃を下回るようなら、無理に下げる必要はありません。先に紹介した湿度や窓の対策で体感温度を上げてから、設定を1℃ずつ下げられるか試すのが現実的です。

電気代を左右するのは、温度より運転の仕方

設定温度と同じくらい電気代に影響するのが、運転の仕方です。暖房は立ち上がりに多くの電力を使うため、1日に何度もオン・オフをくり返すと、その分だけ電気を使います。また、フィルターが目詰まりしたまま使うと、同じ室温にするのに余分な電力が必要になります。風量を「弱」に固定して長時間かけて暖めるより、「自動」に任せて早く暖めたほうが、結果として効率よく運転できます。

電気料金のプランによっては、時間帯で単価が変わるものもあります。夜間の単価が安いプランなら、寝る前や朝の暖房の使い方を見直すことで、設定温度を下げなくても電気代を抑えられる場合があります。契約しているプランの内容は、電力会社の会員ページなどで確認できます。

冬のエアコン設定温度でよくある質問

設定温度を高くすれば、早く暖まりますか?

早くはなりにくいです。部屋が冷えている立ち上がりは、設定温度が20℃でも28℃でも、エアコンは強い力で運転します。高く設定すると、暖まったあとも強めの運転が続き、暑くなりすぎたり電気を余計に使ったりします。早く暖めたいときは、風量を自動や強にして、風向きを下向きにするほうが効果的です。

夏の冷房と冬の暖房で、目安の温度が違うのはなぜですか?

冬は外の気温との差が大きく、厚着をして過ごすためです。環境省は冷房時の室温の目安を28℃、暖房時を20℃としています。どちらも服装で調整することを前提にした、省エネの目安の温度です。

寝るときはエアコンをつけっぱなしにしてもいいですか?

寝室がひどく冷え込む家では、低めの設定でつけたままにする方法があります。寝具で十分暖かいなら、切タイマーで切って、起きる30分前に入タイマーで暖め始める使い方でもかまいません。つけたままにする場合は、乾燥しやすいので湿度にも気を配りましょう。

「自動運転」にすると設定温度は何度になりますか?

機種によって違います。運転モードを自動にすると、冷房・暖房・除湿をエアコンが選び、温度もメーカーの決めた基準で調整します。多くの機種ではリモコンで「少し暖かく」「少し涼しく」のように基準を上下できるので、寒く感じるときは取扱説明書で操作を確認してください。

暖房をつけると窓の結露がひどくなります。設定温度を下げるべきですか?

設定温度を下げるより、湿度と換気を見直すほうが先です。結露は、室内の暖かく湿った空気が冷えた窓に触れて起こります。湿度が60%を超えていないかを確かめ、加湿を控えめにしたり、1〜2時間ごとに短く換気したりすると減りやすくなります。

まとめ

冬のエアコンの設定温度は、20℃を出発点に、部屋の温度を見ながら決めるのが基本です。目安になるのは設定温度の数字ではなく室温で、暖かい空気が天井にたまる、窓から冷気が下りてくる、といった理由で、設定と室温は数℃ずれることがあります。最後に要点を整理します。

冬のエアコン設定温度のポイント

  • 目安は室温20℃。設定は20℃から始め、温度計を見て1℃ずつ調整する
  • 室温は18℃を下回らないようにする(WHOの目安)
  • 風向きは下向き、風量は自動。天井の暖気はサーキュレーターで下ろす
  • 湿度40〜60%、窓と床の冷え対策で、設定を上げずに暖かく感じられる
  • 暖まらないときは、フィルター・室外機・部屋の広さと能力を点検する
  • 設定温度を1℃下げると、消費エネルギーはおよそ10%減る

「寒いから設定を上げる」の前に、温度計で今の室温を測ってみるところから始めてみてください。室温と設定のずれがわかれば、上げるべきか、風向きや窓の対策で足りるかが見えてきます。

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