洗濯の手洗いのやり方|押し洗いの手順と脱水・干し方のコツ

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お気に入りのニットや、洗濯表示に手のマークが付いたブラウス。「手洗いで」と書かれていても、どのくらいこすっていいのか、脱水はどうするのか、迷ったまま洗面器の前で手が止まってしまうことはありませんか。

この記事では、洗濯の手洗いのやり方を、準備から押し洗い・すすぎ・脱水・干し方まで順番にまとめました。素材ごとの注意点や、洗濯機の手洗いコースで代用するときの判断、縮んだ・色が移ったときの直し方も紹介します。

手洗いの基本は、こすらずに「押して浮かせる」ことです。おしゃれ着用の中性洗剤を溶かした30℃以下の水で押し洗いし、水を替えて2回すすぎ、脱水は30秒〜1分で止めます。この流れを守れば、デリケートな服も家で洗えます。

目次

手洗いが必要な服の見分け方|洗濯表示と素材で決める

手洗いにするかどうかは、まず服の内側にある洗濯表示で決めます。表示が手洗いを指定していれば手洗い、桶にバツが付いていれば家庭では洗えません。表示がはっきりしないときは、素材と服の形で判断します。

表示を確かめるのは、洗う直前に限りません。服を買うときにタグを見れば、手洗いの手間がかかる服かどうかを、レジに向かう前に判断できます。すでにタグを切ってしまった服は、購入した店やブランドの通販サイトの商品ページに洗濯表示が掲載されている場合もあり、品番や商品名から探せます。

桶に手のマークがあれば「手洗い」の指定

洗濯表示のうち、水の入った桶に手を入れている絵が「手洗い」の記号です。家庭で洗えますが、洗濯機の通常コースではなく、手でやさしく洗うことを求める表示です。記号の中の数字は、洗うときの水温の上限を表します。

手洗いの記号は長く「液温40℃まで」の1種類でしたが、2024年のJIS改正で「液温30℃まで」の手洗い記号も加わりました。どちらの場合も、上限より低い温度で洗うぶんには問題ありません。桶の下に線が引かれた記号は、洗濯機の弱い水流で洗えるという意味で、手洗いの指定とは別のものです。

表示がなくても手洗いが向いている服

洗濯表示が洗濯機OKになっていても、次のような服は手洗いのほうが長持ちします。洗濯機の中で回されると、繊維がこすれ合ったり引っ張られたりして、毛玉や型崩れの原因になるからです。

  • ウールやカシミヤなど、獣毛のニット・セーター
  • シルクやレーヨンなど、水や摩擦に弱い素材のブラウス・ワンピース
  • ビーズ・スパンコール・レースなど、装飾が付いた服
  • ワイヤー入りの下着や、薄手で伸びやすいキャミソール
  • 1〜2枚だけ急いで洗いたい服や、汗をかいたその日のうちに洗いたい服

手洗いもできない服はクリーニングへ

桶にバツが付いている服は、手洗いを含めて家庭では水洗いできません。水に濡れると大きく縮む素材や、芯地・接着剤で形を保っているジャケットなどに多い表示です。革や毛皮が使われた服、プリーツ加工のスカートも、自分で洗うと元に戻せなくなることがあります。

このような服は、無理に洗わずクリーニング店に任せましょう。ドライクリーニングは水ではなく溶剤で洗うため、縮みや型崩れが起きにくいのが特徴です。

手洗いの前に準備するもの|洗剤・水温・場所

手洗いに必要なのは、洗剤と洗う容器、脱水用のタオルくらいです。特別な道具は要りませんが、洗剤の種類と水温だけは仕上がりを大きく左右します。洗い始めてから慌てないよう、先にそろえておきましょう。

洗剤や容器と同じく、干す場所も洗い始める前に空けておきます。脱水した服はすぐに干すのが前提なので、干す段になって物干しを片づけ始めると、そのあいだ濡れた服が置きっぱなしになります。ニットを平干しにするなら、身頃と袖を広げきれるだけの平らな場所が必要です。

洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤を表示どおりの量で

手洗いには、「おしゃれ着用」「ドライマーク用」と書かれた中性洗剤を使います。ふだんの洗濯に使う弱アルカリ性の洗剤は汚れを落とす力が強い反面、ウールやシルクの繊維を傷めたり、色落ちさせたりすることがあります。

量は、洗剤の容器にある「手洗い」の欄に従います。おしゃれ着用洗剤は、水4Lに対して10mL前後を目安にしている製品が多く、洗面器1杯分ならキャップ半分にも満たない量です。多く入れても汚れ落ちはほとんど変わらず、すすぎに時間がかかるだけなので、きちんと量りましょう。

水温は30℃以下が目安

水温は、洗濯表示の数字を超えないことが大前提です。迷ったら、手を入れてぬるいと感じる程度の30℃以下にしておけば、多くの服で問題ありません。特にウールは、熱いお湯や、洗いとすすぎで水温が大きく変わることが縮みの原因になります。洗いからすすぎまで、同じくらいの温度の水を使うのがコツです。

水温は色落ちにも関わります。濃い色の服は、水温が高いほど染料が溶け出しやすくなるため、色落ちが気になる服は上限いっぱいまで温めず、水道水そのままの温度で洗うほうが無難です。

洗面器・洗濯ネット・バスタオルをそろえる

洗う容器は、服がたたんだまま沈む大きさのものを選びます。Tシャツやブラウスなら洗面器、厚手のセーターなら大きめのたらいやバケツ、洗面ボウルが使えます。洗面ボウルを使う場合は、先にボウルの汚れや髪の毛を洗い流しておきましょう。

このほか、脱水用の洗濯ネットと、水気を吸わせるための乾いたバスタオルを1〜2枚用意します。ニットを洗うなら、平らに干せる平干しネットもあると便利です。

色落ちしないかを先に確かめる

濃い色の服や、初めて洗う服は、洗う前に色落ちを確かめておくと安心です。洗剤を表示の濃さに溶かした液を白い布に含ませ、裾の裏や縫い代など目立たないところに押し当てます。数分おいて白い布に色が移るようなら、ほかの服と一緒に洗わず、1枚だけ手早く洗うか、クリーニングを検討しましょう。

柄物や、色の違う生地を縫い合わせた服は、色によって使われている染料が違い、落ちやすさにも差があります。濃い色の部分だけで済ませず、色ごとに1か所ずつ布を当てて確かめましょう。

基本の手洗い手順|押し洗い→すすぎ→脱水→干す

手洗いの流れは、どの服でもほぼ同じです。1枚あたりの所要時間は、干すところまで含めて15〜20分ほど。次の5つのステップで進めます。

STEP
服をたたんで、洗剤液に沈める

容器に30℃以下の水をはり、洗剤を入れてよく溶かします。服は、汚れが目立つ襟や脇が外側になるように、容器の大きさに合わせてたたみます。たたんだまま洗剤液に沈めると、洗っている間に形が崩れにくくなります。

STEP
押し洗いを20〜30回くり返す

手のひらで服を容器の底へゆっくり押し沈め、力を抜いて浮き上がらせます。これを20〜30回くり返すと、繊維の間を洗剤液が出入りして汚れが押し出されます。こすったり、もんだりはしません。時間は1〜2分が目安で、洗剤液につけたまま長く放置するのも色落ちの原因になります。

STEP
水を替えて2回すすぐ

服を軽く押さえて洗剤液を切り、容器の水を新しく替えます。洗いと同じように押し洗いの動きで10〜20回すすぎ、もう一度水を替えて同じことをくり返します。2回目の水がほとんど濁らず、泡が立たなければすすぎは終わりです。柔軟剤を使う場合は、最後のすすぎの水に溶かして、数分ひたしておきます。

STEP
脱水は30秒〜1分で止める

服をたたんだまま洗濯ネットに入れ、洗濯機で30秒〜1分だけ脱水します。ニットや薄手の服は30秒程度で十分です。洗濯機を使わない場合は、乾いたバスタオルの上に服を広げてくるくると巻き、上から押して水気をタオルに移します。どちらの方法でも、ぞうきんのように絞ってねじるのは型崩れのもとなので避けましょう。

STEP
形を整えて、風通しのよい日陰に干す

脱水したらすぐに取り出し、手でたたいてシワを伸ばし、縫い目や裾をまっすぐに整えます。ニットは平干し、シャツやブラウスは肩幅に合ったハンガーに掛けます。デリケートな素材は直射日光で色あせしやすいので、風通しのよい日陰で干しましょう。

洗面器の洗剤液に、たたんだニットを手のひらで押し沈めて押し洗いしている手元のイメージ

汚れと服に合わせて洗い方を変える

手洗いには、押し洗いのほかにもいくつかの洗い方があります。基本は押し洗いで、部分的な汚れや服の種類に応じてほかの洗い方を組み合わせると、服を傷めずに汚れを落とせます。

洗い方やり方向いている服・汚れ
押し洗いたたんだ服を押し沈めては浮かせるニット・セーターなど、ほとんどの手洗い衣類
振り洗い服の端を持ち、洗剤液の中で左右に軽く振るシルクのスカーフ、薄手のブラウスなど軽い服
つかみ洗い洗剤液の中で服をつかんでは離す小物や靴下、ハンカチなど小さいもの
つまみ洗い汚れた部分を指先でつまみ、軽くこすり合わせる襟や袖口の皮脂汚れ(丈夫な綿素材)
たたき洗い汚れの下にタオルを敷き、洗剤を含ませた布や歯ブラシで上からたたく食べこぼしなどの部分汚れ(デリケート素材も可)
つけおき洗剤液にしばらくひたしてから押し洗いする汗をたくさん吸った服、全体がくすんだ服(色落ちしないものに限る)

襟や袖口の汚れは、全体を洗う前に、洗剤の原液を少量なじませてからつまみ洗いやたたき洗いをしておくと落ちやすくなります。ウールやシルクにつまみ洗いをすると毛羽立つことがあるので、デリケートな素材はたたき洗いにとどめましょう。

素材・アイテム別の手洗いの注意点

手洗いの手順は同じでも、素材によって「やってはいけないこと」が違います。洗う前に、服の表示で素材を確かめてから、下の表で注意点を確認しておきましょう。

素材・アイテム洗い方のポイントやってはいけないこと
ウール・カシミヤ押し洗いのみ。洗いもすすぎも同じ水温で、脱水は30秒お湯で洗う、もむ、こする、ハンガー干し
シルク振り洗いか押し洗いで手早く。陰干し長時間のつけおき、直射日光、塩素系漂白剤
レーヨン押し洗いを1〜2分。脱水はごく短くもみ洗い、長い脱水、濡れたまま放置
麻(リネン)押し洗いかつかみ洗い。乾く前にシワを伸ばす強く絞る(シワが残りやすい)
下着・ブラジャーホックを留め、カップを手で包むように押し洗いカップを折る、ワイヤーを曲げる、乾燥機
ダウン・中綿入り押し洗いのあと、すすぎを十分に。中まで乾かす生乾きのまましまう
装飾付きの服裏返してネットに入れたまま押し洗いこすり洗い、装飾どうしをぶつける

ニット・セーターは平干しで伸びを防ぐ

ニットは、濡れると水の重みで伸びやすくなります。ハンガーに掛けると肩や裾が下に引っ張られ、乾いたときには丈が伸びてしまうことも。平干しネットの上に広げ、手で形を整えてから干すのが基本です。平干しネットがない場合は、物干し竿やバスタオルを掛けた浴室の手すりに、胴体部分を二つ折りにして掛ける方法もあります。

平干しネットの上に、形を整えたセーターを平らに広げて干しているイメージ

洗う前に寸法を測っておく準備や、洗濯機で洗うときのコースの選び方、縮んだり伸びたりしたセーターの直し方は、次の記事でセーターに絞って紹介しています。

シルク・レーヨンは「短時間」を徹底する

シルクとレーヨンは、水に濡れている時間が長いほど縮みやシワが出やすい素材です。洗剤液に入れてから干すまでを10分ほどで終えるつもりで、手早く進めましょう。レーヨンは特に水に弱く、縮んだり、乾いたあとにシワが残ったりしやすい素材です。洗う前の確認や、縮んだときの戻し方は、次の記事で詳しく紹介しています。

洗っている途中で手が離せなくなったら、服は洗剤液から引き上げてからその場を離れます。軽く押さえて液を切り、乾いたタオルの上に広げておけば、戻ったときに続きのすすぎから再開できます。

下着・ブラジャーはカップの形を守る

ブラジャーは、ホックを留めてから洗うと、ほかの部分に引っかかってレースを傷めるのを防げます。カップは両手で包むように持ち、内側から外側へ押すようにして洗います。脱水は洗濯機を使わず、タオルで水気を吸わせるのが安心です。干すときはカップの形を手で整え、ストラップではなく中央の部分をピンチで留めて吊るすと、ストラップが伸びにくくなります。

パッドを取り外せるブラジャーやカップ付きのキャミソールは、パッドを抜いてから、本体とは別に押し洗いします。厚みのあるパッドは洗剤液を含みやすく、本体と一緒だとすすぎ残しが出やすいためです。パッドは本体が乾いてから戻すと、左右の位置もそろえやすくなります。

手洗いマークの服を洗濯機で洗うときの判断

手洗い表示の服でも、洗濯機の「手洗いコース」「ドライコース」「おしゃれ着コース」などの弱い水流のコースで洗えることがあります。これらのコースは、少ない回転で揺らすように洗い、脱水も短く設定されているためです。ただし、表示が求めているのはあくまで手洗いなので、洗濯機を使うなら条件をそろえ、自分の判断で行うことになります。

判断の前に起きやすいのが、手洗いの服をうっかり洗濯機に入れる失敗です。家族の洗濯物と同じかごにあると、ほかの人がまとめて通常コースで回すことがあります。手洗いする服は、脱いだら別のかごや洗濯ネットに分けて、ふだんの洗濯物と混ざらない場所に置きます。

洗濯機のコースで代用できる条件

洗濯機で代用するなら、次の条件をすべて満たしているかを確かめます。コースの名前はメーカーによって違うので、取扱説明書で「手洗い表示の衣類に対応」と書かれたコースを選びましょう。

洗濯機で代用するときのチェックリスト

  • 洗濯機に手洗い表示の衣類に対応したコースがある
  • 服をたたみ、ちょうどよい大きさの洗濯ネットに1枚ずつ入れる
  • 洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤を使う
  • ほかの洗濯物と一緒にせず、少ない量で洗う
  • 洗い終わったらすぐに取り出し、形を整えて干す

洗濯機に任せないほうがよい服

弱いコースでも、洗濯機の中では服どうしが動いたり、水流で引っ張られたりします。次のような服は、失敗したときに取り返しがつかないので、洗面器での手洗いが確実です。

  • ウール100%やカシミヤなど、縮むと戻しにくいニット
  • 手編みのニットや、ゆるく編まれた透かし編みのセーター
  • ビーズやスパンコールなど、取れやすい装飾が付いた服
  • 買ったばかりで、一度も洗ったことのない濃い色の服
  • 思い入れがあり、失敗したくない服

最初の1回は手洗いで洗い、色落ちや縮みが出ないことを確かめてから、2回目以降を洗濯機のコースにするという段階の踏み方もあります。

手洗いでよくある失敗と直し方

気をつけて洗っても、縮みや色移りが起きてしまうことはあります。慌てて何度も洗い直すと傷みが進むので、まずは原因を見きわめてから対処しましょう。完全に元どおりになるとは限りませんが、早めに手を打つほど戻りやすくなります。

直す方法を試す前に、予備ボタンと一緒に小さな布切れ(共布)が付いているかを確認します。共布があれば、漂白剤やヘアコンディショナーを本体に使う前に、その布で色の抜け方や手ざわりの変わり方を先に確かめられます。共布がない服は、脇の内側など人目につかない場所に少量だけ使い、変化が出なければ全体に進みます。

ニットが縮んだ・硬くなった

ウールの縮みは、お湯や摩擦で繊維どうしが絡み合うことで起こります。軽い縮みなら、30℃くらいのぬるま湯にヘアコンディショナーやヘアトリートメントを少量溶かし、30分ほどひたしてから、少しずつ引っ張って形を整えると、ある程度戻ることがあります。そのあと軽くすすいでタオルで水気を取り、平干しにします。フェルトのように固くなった場合は家庭では戻しにくいため、クリーニング店に相談しましょう。

伸びた・型崩れした

ハンガー干しや強い脱水で伸びたニットは、もう一度水にくぐらせてタオルで水気を取り、平干しネットの上で元の寸法に近づけるように押し縮めて形を整えます。乾いた状態なら、アイロンのスチームを服から少し浮かせて当て、手で形を整える方法もあります。どちらの場合も、洗濯表示でアイロンやスチームが使えるか先に確かめてください。

ニット以外では、ブラジャーのカップのへこみも型崩れのひとつです。濡れているうちに内側から指で押し戻し、丸めたタオルをカップに入れて形を支えたまま干すと、元の丸みに近い形で乾きます。

色が落ちた・ほかの服に色が移った

ほかの服に色が移ったときは、乾かす前に気づくのが一番です。濡れているうちにもう一度洗剤で洗うと、移った色が落ちることがあります。乾いてしまった場合は、色移りした服の素材が綿やポリエステルなら、表示を確かめたうえで酸素系漂白剤につけおきする方法があります。

塩素系漂白剤は色柄物の色まで抜いてしまい、ウールやシルクも傷めるので使わないでください。また、塩素系の製品を酸性タイプの洗剤と混ぜると有毒な塩素ガスが発生するおそれがあります。漂白剤を使うときは1種類だけにし、換気をしながら作業しましょう。

ゴワゴワする・生乾きのにおいがする

乾いたあとに手ざわりが硬い、白い粉のようなものが残るときは、洗剤が多すぎたか、すすぎが足りなかった可能性があります。水を替えて押し洗いの動きですすぎ直すと改善します。一方、生乾きのようなにおいは、乾くまでに時間がかかりすぎたことが主な原因です。脱水後はすぐに干し、風通しのよい場所で早く乾かしましょう。部屋干しで早く乾かすコツは、次の記事でまとめています。

粉末タイプの洗剤で手洗いしたときは、冷たい水に溶けきらなかった粒が、乾いたあとに白い粉となって表れることもあります。洗剤は先に少量のぬるま湯で溶かし、それから水を足して洗う温度に下げると、溶け残りが出にくくなります。

よくある質問

ふだんの洗濯用洗剤で手洗いしてもいいですか?

綿やポリエステルのTシャツ、靴下などなら、ふだんの洗剤でも手洗いできます。ただし、多くの洗濯用洗剤は弱アルカリ性で、ウールやシルクには向きません。手洗い表示のおしゃれ着を洗うときは、おしゃれ着用の中性洗剤を使いましょう。洗剤の容器の「液性」の欄で、中性か弱アルカリ性かを確かめられます。

お風呂の残り湯で手洗いしてもいいですか?

おしゃれ着の手洗いには、きれいな水道水を使うほうが安心です。残り湯には皮脂や汚れが溶けているうえ、温度も30℃を超えていることがあります。ウールの縮みを防ぐためにも、洗いもすすぎも水道水で、同じくらいの温度にそろえましょう。

手洗いの服は、何回着たら洗えばいいですか?

肌に直接触れるブラウスや下着は、1回着るごとに洗うのが基本です。インナーの上に着るセーターやカーディガンは、汗をかいていなければ数回着てから洗う人も多く、洗いすぎないほうが風合いを保てます。着たあとはすぐにしまわず、ハンガーに掛けて湿気を飛ばしておきましょう。

洗面器がないときは、何で洗えばいいですか?

洗面ボウルに栓をして水をためれば、洗面器の代わりになります。セーターや厚手の服なら、バケツや、きれいに洗った浴槽に少しだけ水をためて洗う方法もあります。台所のシンクは油汚れや食材のにおいが移ることがあるので、使う場合はよく洗ってからにしましょう。

洗濯機がない場合、脱水はどうすればいいですか?

バスタオルで挟んで水気を吸わせるタオルドライが基本です。服をタオルの上に広げて端からくるくると巻き、上から体重をかけて押すと、絞るよりも型崩れせずに水気が取れます。1枚目のタオルが濡れたら、乾いたタオルに替えてもう一度くり返すと、乾くまでの時間を短くできます。

まとめ|手洗いは「押す・替える・短く」で失敗しない

洗濯の手洗いは、手順そのものはシンプルです。洗濯表示で手洗いの指定と水温の上限を確かめたら、おしゃれ着用の中性洗剤を正しい量で溶かし、こすらずに押し洗いします。最後に、脱水を短くして形を整えて干せば、デリケートな服も家で長く着られます。

手洗いの3つのポイント

  • 押す:もまずにこすらず、押し沈めては浮かせるを20〜30回
  • 替える:すすぎは水を替えて2回、洗いと同じくらいの水温で
  • 短く:脱水は30秒〜1分、濡れている時間をできるだけ短く

まずは、クローゼットにある手洗い表示の服を1枚選んで、洗面器と中性洗剤で試してみてください。一度流れをつかめば、クリーニングに出す回数も減らせます。

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