帽子の洗い方|型崩れしない手順と汗ジミ・黄ばみの落とし方

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夏のあいだかぶっていたキャップの内側に、汗の跡が黄色く残っている。そろそろ洗いたいけれど、洗濯機に入れたらつばが曲がりそうだし、形が崩れたら元に戻らないのでは、と手が止まってしまいますよね。お気に入りの帽子ほど、洗い方を間違えたくないものです。

この記事では、帽子が家で洗えるかの見分け方、型崩れさせない手洗いの手順、洗濯機を使うときの条件、形を保つ干し方、落ちにくい汗ジミや黄ばみへの対処、洗えない帽子のお手入れまでをまとめました。

帽子をきれいに洗うコツは、洗濯表示とつばの芯を確かめてから、もまずに押し洗いし、形に合う土台に乗せて陰干しすることです。この3点を押さえれば、型崩れの失敗はぐっと減らせます。

目次

帽子が家で洗えるかの見分け方

帽子を洗う前の確認を省けないのは、帽子が頭まわりの寸法に合わせて作られている小物だからです。洗って生地が縮むと、わずかな差でもきつく感じたり、かぶりが浅くなったりします。キャップなら後ろのアジャスターで少しは調整できます。一方、サイズを調整する仕組みのないハットは、縮んだ分がそのままかぶり心地に表れます。

洗い始める前に、その帽子を水で洗ってよいかを確かめます。見るところは、内側に付いている洗濯表示、帽子の種類と素材、つばの芯と飾りの3つです。どれか1つでも水に弱い要素があれば、丸洗いではなく部分的なお手入れに切り替えたほうが安全です。

洗濯表示で確かめる

帽子の洗濯表示は、内側のスベリ(額が当たる帯)の裏や、後ろの縫い目に付いたタグにあります。水を張った桶の形の記号があれば家庭で水洗いでき、桶に手を入れた記号なら手洗いが条件です。桶の記号にバツが付いていれば家庭での水洗いはできないため、クリーニング店に相談します。

タグが切り取られていたり、表示がかすれて読めなかったりする帽子も少なくありません。その場合は、次の早見表で種類と素材から判断してください。記号の細かい読み方は、洗濯表示の記事にまとめています。

種類・素材別の早見表

同じ帽子でも、布でできたキャップやバケットハットと、麦わらやフェルトでできた帽子とでは、水への強さがまったく違います。代表的な種類ごとに、家で洗えるかと、やってはいけないことを一覧にしました。

帽子の種類・素材家で洗えるかおすすめの方法やってはいけないこと
キャップ(綿・ポリエステル)表示が水洗い可なら洗える手洗い。つばは手で挟んで押し洗いもみ洗い、つばを折り曲げる、乾燥機
バケットハット(綿・ナイロン)洗えるものが多い手洗い。条件がそろえば洗濯機ねじって絞る、高温のアイロン
ニット帽(アクリル)洗えるものが多い押し洗い。表示が許せば洗濯機の弱い水流ハンガーや洗濯ばさみで吊るして干す
ニット帽(ウール・カシミヤ)表示しだいおしゃれ着用洗剤で押し洗いお湯で洗う、もむ(縮みの原因)
麦わら帽子・ペーパー素材水洗い不可が多い固く絞った布で拭く水に浸ける、洗剤液で洗う
フェルトハット・中折れ帽水洗い不可が多いブラッシングと蒸気での形直し水洗い、ドライヤーの温風
レザー(革)の帽子水洗い不可乾拭きと革用クリーナー水に浸ける、直射日光で乾かす

表の「洗えるものが多い」は、あくまで一般的な傾向です。表示がない帽子は、目立たない場所で色落ちを試してから洗うかどうかを決めてください。

つばの芯と飾りパーツを確かめる

見落としやすいのが、キャップのつばの中に入っている芯です。いまのキャップはプラスチックの芯が主流で水に濡れても問題ありませんが、古いキャップや一部の製品には厚紙の芯が使われていることがあります。厚紙の芯は水を吸うとふやけて波打ち、乾いても元の平らな形には戻りません。

芯の素材がわからない古いキャップは、つばを濡らさないように本体とスベリだけを部分洗いするほうが無難です。また、革のベルトや金属のアジャスター、ワッペン、ビーズなどの飾りは、水や洗剤で変色したり外れたりすることがあります。外せるものは外し、外せないものはなるべく濡らさないように洗いましょう。

手洗いで帽子を洗う手順

帽子を手洗いするなら、洗う日と時間帯も選んでおきたいところです。洗う作業そのものは短く済んでも、乾ききるまでにはそれよりずっと長い時間がかかります。空気の乾いた晴れの日を選んで朝のうちに洗い始めれば、乾くまでの時間をできるだけ日中に充てられます。

家で洗える帽子は、手洗いがいちばん形を保ちやすい方法です。洗濯機のように強い力が全体にかからないので、つばやてっぺんの形を守りながら汚れを落とせます。ここでは、キャップやバケットハットのような布の帽子を例に、準備から水気を取るところまでを順に説明します。

準備する物と洗剤の量

用意する物は、洗面器(または洗面台)、おしゃれ着用の中性洗剤、やわらかい歯ブラシか洋服ブラシ、乾いたタオル2〜3枚です。洗剤は、色あせや型崩れを抑える成分が入ったおしゃれ着用のものが向いています。量は製品の表示に従い、手洗いの場合は水4Lに10mL前後としている製品が多くあります。

洗う前に、色落ちしないかを確かめておきます。白い布に洗剤の原液を少しつけ、帽子の内側の目立たない場所を軽くたたいてみてください。布に色が移るようなら、水洗いは避けてクリーニング店に任せたほうが安心です。

汗ジミの前処理

帽子の汚れでいちばん目立つのは、額が当たるスベリの部分の汗ジミと皮脂汚れです。全体を洗う前に、この部分だけ先に手を入れておくと、洗い上がりがかなり変わります。

スベリに洗剤の原液を少量なじませ、歯ブラシで縫い目に沿って軽くたたくように動かします。ゴシゴシこすると生地が毛羽立つので、たたいて汚れを浮かせるのがコツです。そのまま5分ほど置いてから、次の手順に進みます。黄ばみまで進んでいる場合は、後半の「汗ジミ・黄ばみが落ちないときの対処」もあわせて試してください。

手洗いの手順

前処理が済んだら、全体を洗います。水温は30℃以下のぬるま湯か水にし、洗いとすすぎで温度をそろえると、縮みや色落ちが起きにくくなります。

STEP
ホコリを払う

乾いた状態のまま、ブラシで表面のホコリや砂を払います。先に乾いた汚れを落としておくと、水に浸けたときに汚れが生地へしみ込みにくくなります。

STEP
洗剤液をつくる

洗面器に30℃以下のぬるま湯をため、おしゃれ着用洗剤を表示どおりの量だけ溶かします。帽子が全部浸かる程度の量があれば十分です。

STEP
押し洗いする

帽子を洗剤液に沈め、手のひらで上から押しては離す動きを20〜30回くり返します。つばは両手のひらで挟むように押し、折り曲げないようにします。汚れが残る部分は、ブラシで軽くなでる程度にとどめます。

STEP
水を替えて2回すすぐ

洗剤液を捨てて同じ温度の水をため直し、同じように押しながらすすぎます。水を替えてもう1回すすぎ、泡が出なくなれば完了です。洗剤が残ると、黄ばみやにおいの原因になります。

STEP
タオルで水気を取る

帽子をねじって絞るのは厳禁です。乾いたタオルで帽子を包み、上から手で押して水を吸わせます。タオルを替えながら2〜3回くり返すと、水がしたたらない程度まで水気が取れます。

洗面器のぬるま湯に布のキャップを沈め、つばを両手のひらで挟んでやさしく押し洗いしている手元のイメージ

押し洗いやすすぎ、タオルでの脱水といった手洗いそのものの基本は、帽子以外の衣類でも共通です。洗い方の種類や素材ごとの注意を詳しく知りたい場合は、衣類の手洗いの記事も参考にしてください。

ニット帽は押し洗いで伸ばさない

ニット帽は、手順は同じでも力のかけ方に気をつけます。編み地は濡れると重くなって伸びやすいため、洗面器から持ち上げるときは片手でつままず、両手で下から包むように支えてください。ウールやカシミヤのニット帽は、お湯でもんだりこすったりすると繊維がからみ合って縮むことがあるので、押し洗いだけにとどめます。

ニットの縮みや伸びを防ぐ考え方は、セーターと同じです。素材ごとの見分け方や、縮んでしまったときの戻し方はセーターの洗い方の記事でまとめています。

洗濯機で洗うときの条件と手順

洗濯機の種類によっても、帽子にかかる力は変わります。縦型は水流でもみ洗いをするのに対し、ドラム式は洗濯物を持ち上げては落とすたたき洗いが基本です。どちらの型でも、形のしっかりした帽子には負担がかかります。

洗濯機でも帽子は洗えますが、条件がそろったときに限ります。洗濯機は手洗いより水流が強く、ほかの洗濯物とぶつかったり、脱水の遠心力で押しつぶされたりするため、形のしっかりした帽子ほど崩れやすくなります。洗濯機に任せてよいかどうかを先に判断しましょう。

洗濯機に任せてよい帽子・任せない帽子

洗濯機で洗ってよいのは、洗濯表示が洗濯機での水洗いを認めていて、なおかつ形がやわらかく崩れても戻しやすい帽子です。綿やナイロンのバケットハット、アクリルのニット帽などがこれにあたります。反対に、次のような帽子は洗濯機を避け、手洗いにしてください。

洗濯機を避けたい帽子

  • 洗濯表示が手洗い(桶に手の記号)になっている帽子
  • つばに硬い芯が入ったキャップや、てっぺんに張りのある帽子
  • ウールやカシミヤのニット帽(表示で洗濯機可とされているものを除く)
  • 革のベルト、ワッペン、ビーズなどの飾りが付いた帽子
  • 色落ちテストで布に色が移った帽子

キャップをどうしても洗濯機で洗いたい場合は、つばと本体を挟んで形を保つ「キャップウォッシャー」という専用の器具も市販されています。ただし、器具を使っても芯や飾りへの負担がなくなるわけではありません。

ネット・コース・脱水時間

洗濯機を使うときは、先にスベリの前処理を済ませておきます。洗濯機の水流だけでは、額の皮脂汚れまでは落ちにくいからです。そのうえで、次の4点を守ると型崩れを抑えられます。

  • 帽子1つがぴったり収まる大きさの洗濯ネットに入れ、ほかの帽子と一緒にしない
  • 「手洗い」「ドライ」「おしゃれ着」など、水流が弱いコースを選ぶ
  • 洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤を使い、ジーンズなど重い物と一緒に洗わない
  • 脱水は30秒〜1分程度にとどめ、終わったらすぐに取り出す

脱水を長くかけると、帽子が洗濯槽の壁に押しつけられたまま回り、しわや折れ跡が付きます。洗い終わったまま洗濯槽に入れておくのも、しわが固まる原因になります。取り出したらすぐに形を整え、次に説明する干し方に移ってください。

型崩れさせない干し方と、崩れたときの直し方

帽子の型崩れは、洗っているときよりも乾くあいだに起きることが多いものです。濡れた生地は乾く形のまま固まるため、干し方で仕上がりが決まると言ってもよいほどです。形に合う土台に乗せ、風通しのよい日陰で乾かすのが基本になります。

干している途中で気をつけたいのは、乾ききる前の帽子をむやみに動かさないことです。向きを変えようと持ち上げたり、ほかの洗濯物が寄りかかったりすると、そのとき付いた折れ跡やへこみが残ります。ベランダなど屋外に置くときは、風で土台ごと落とされない場所を選んでおきましょう。

形に合う土台に乗せて陰干しする

キャップやバケットハットは、頭の丸みに近い物を土台にして、かぶせた状態で乾かします。ざるや小さめのボウル、丸めたタオルを詰めたものなどが使いやすく、底に空間ができる物ほど内側まで風が通ります。土台を置く前に、指で縫い目やつばの線を整えておくと、乾いたあとの形がきれいです。

ニット帽は吊るすと水の重みで伸びるので、平らな場所に置いて形を整えて干します。どの帽子も直射日光は色あせの原因になるため、風通しのよい日陰を選んでください。洗濯ばさみで端をつまんで吊るす干し方は、跡が付きやすいので避けます。

洗い終わったキャップをざるにかぶせ、風通しのよい日陰に置いて乾かしているイメージ

乾くまでの目安と乾燥機を使わない理由

布の帽子なら、天気や季節によって変わりますが、半日から1日ほどで乾くのが一つの目安です。厚手のスベリやつばの内側は乾きにくいので、表面が乾いても内側を指で触って確かめてから、しまうようにしてください。湿ったままクローゼットに入れると、においやカビの原因になります。

急いでいても、衣類乾燥機は使わないでください。熱と回転で生地が縮んだり、芯が変形したりするおそれがあります。ドライヤーを使う場合は冷風にとどめ、温風を一か所に当て続けないようにします。部屋干しをするなら、扇風機やサーキュレーターの風を当てると乾くまでの時間を短くできます。

つばが波打った・てっぺんがへこんだとき

布のつばが乾いたあとに波打ってしまった場合は、アイロンで平らに戻せることがあります。洗濯表示でアイロンが使えることを確かめ、当て布をして、綿なら中温、ポリエステルなら低温で上から押さえるようにかけます。ただし、厚紙の芯が入っているつばは、ふやけた芯そのものが変形しているため、アイロンでは戻らないと考えておきましょう。

てっぺんや本体がへこんだときは、霧吹きで軽く湿らせてから内側に丸めたタオルを詰め直し、形を整えてもう一度乾かします。乾いた状態のまま手で押し戻そうとすると、折れ跡が残りやすくなります。

汗ジミ・黄ばみが落ちないときの対処

ふつうに洗っても残る黄ばみは、汗や皮脂が時間とともに酸化して生地に定着したものです。中性洗剤だけでは落ちにくいため、漂白剤のつけ置きで対処します。使う前に、洗濯表示に漂白の可否を示す三角の記号があるかを確かめ、バツが付いていれば漂白剤は使えません。

あわせて、落ちない跡が本当に汚れなのかも見ておきます。つばの表やてっぺんなど、日の当たる面だけが白っぽく抜けている場合は、紫外線で染料が壊れて起きた色あせと考えられます。漂白剤は汚れの色素を分解するもので、抜けた色を補うことはできないため、色あせは漂白しても元に戻りません。

酸素系漂白剤でつけ置きする

色柄物の帽子にも使いやすいのは、酸素系漂白剤です。粉末タイプは40〜50℃程度のお湯に溶かすと働きやすく、帽子を30分〜1時間ほど浸けてから、通常の手洗いですすぎます。浸け置きの時間や濃度は、製品の表示に従ってください。

注意したいのは素材と金属です。粉末の酸素系漂白剤はウールやシルクには使えません。また、金属のアジャスターや飾りが付いた帽子を浸けると、金属が変色したり、周りの生地にサビが移ったりすることがあります。金属部分が浸からないように、スベリの部分だけをつけ置きするなど工夫してください。

塩素系漂白剤は色柄物の帽子に使うと色が抜けるため、使えるのは白い綿やポリエステルの帽子だけです。また、酸性タイプの洗剤と混ざると有毒な塩素ガスが発生して危険です。同じ日に別の洗剤を使う場合は、よくすすいで換気をしてから行ってください。

ファンデーション・日焼け止めの汚れ

スベリには、汗だけでなくファンデーションや日焼け止めも付きます。これらは油分を含むため、汗ジミと同じように洗剤の原液をなじませるだけでは落ちにくいことがあります。台所用の中性洗剤を少量つけて歯ブラシでたたき、油分を浮かせてから全体を洗うと落ちやすくなります。

それでも残る場合は、メイク落とし用のクレンジングオイルを少しなじませてから洗剤で洗い流す方法もあります。どちらも、目立たない場所で色落ちしないかを確かめてから試してください。夏のあいだは、かぶったあとにスベリを固く絞った布で拭いておくだけでも、汚れが定着しにくくなります。

洗えない帽子のお手入れ(麦わら・フェルト・レザー)

麦わら帽子やフェルトハット、レザーの帽子は、水に浸けると縮んだり、硬くなったり、形が戻らなくなったりするものが多くあります。こうした帽子は丸洗いをせず、汚れを拭き取るお手入れで清潔を保ちます。洗えない帽子ほど、汚れをためないことが大切です。

汚れをためないための道具としては、額が当たるスベリに貼る帽子用の汗取りテープが手軽です。汗や皮脂をテープが先に吸い取るので、スベリそのものに汗ジミが付くのを抑えられます。汚れたらはがして洗うか、新しいものに貼り替えればよく、丸洗いできない麦わらやフェルトの帽子ほど重宝します。どの素材のスベリに貼れるかは商品ごとに決まっているため、使う前に説明書きを確かめてください。

素材別の拭き取りと陰干し

麦わら帽子やペーパー素材の帽子は、ぬるま湯に浸けて固く絞った布で、汚れた部分を上から軽くたたくように拭きます。スベリの汗ジミには、薄めた中性洗剤を含ませた布でたたき、そのあと水だけを含ませた布で洗剤を拭き取ります。拭いたあとは形を整えて、風通しのよい日陰で乾かしてください。

フェルトハットは、帽子用のブラシで毛並みに沿って一方向にブラッシングし、表面のホコリを落とします。へこみやつばの反りは、やかんの湯気などの蒸気を少し離して当て、やわらかくなったところを手で整えると戻せることがあります。レザーの帽子は乾いた布で拭き、汚れが気になるときは革用のクリーナーを使います。どちらも湿気がこもると傷みやカビの原因になるので、使ったあとは日陰で湿気を飛ばしてからしまいましょう。

クリーニングに出す目安

拭き取りで落ちない汗ジミやカビ、型崩れが気になる場合は、無理に自分で洗わずクリーニング店に相談するのが安心です。帽子は店によって受け付けの可否や料金が分かれるため、持ち込む前に電話などで確かめておくとスムーズです。高価なフェルトハットや思い入れのある帽子は、帽子の扱いに慣れた専門店を選ぶとよいでしょう。

水を使わないドライクリーニングの仕組みや、店に出すときに伝えておきたいことは、ドライクリーニングの記事にまとめています。

帽子の洗い方でよくある質問

帽子はどのくらいの頻度で洗えばよいですか?

決まった回数はありませんが、汗をかく季節は、かぶったあとにスベリを拭くのを習慣にし、汚れやにおいが気になってきたら丸洗いするのが一つの目安です。汗ジミは時間がたつほど黄ばんで落ちにくくなるため、夏のあいだは早めに洗うほうが楽にきれいになります。

洗ったら帽子が縮んでしまいました。元に戻せますか?

ウールのニット帽なら、ぬるま湯にヘアコンディショナーを溶かして浸け、やさしく伸ばしながら形を整えると、ある程度戻せることがあります。手順はセーターの縮みを戻す方法と同じです。綿のキャップなどは、湿らせた状態で頭の大きさに近い土台にかぶせて乾かすと、少しなじむ場合があります。

濃い色の帽子から色が出てきたときはどうすればよいですか?

洗剤液に色がにじむ程度なら、手早く洗ってすすぎを済ませ、浸け置きはしないようにします。ほかの洗濯物と一緒に洗うと色移りするので、色の濃い帽子は単独で洗ってください。白いスベリに色が移ってしまった場合は、すぐに洗い直すと落ちやすくなります。

洗ったのに汗のにおいが残ります。

すすぎ不足で洗剤や皮脂が残っているか、乾くまでに時間がかかって雑菌が増えた可能性があります。スベリの部分を酸素系漂白剤でつけ置きしてから洗い直し、風の当たる場所で手早く乾かしてみてください。

季節が終わって帽子をしまう前にも洗ったほうがよいですか?

洗えるものは洗ってからしまうのがおすすめです。汗や皮脂が付いたまま保管すると、次のシーズンに出したときに黄ばみやカビが出ていることがあります。完全に乾かしてから、つぶれないように中に紙などを詰めて保管してください。

夏物から秋冬物へ入れ替えるタイミングで、帽子もまとめて手入れしておくと、しまい忘れがありません。衣替えの時期や手順は、衣替えの記事を参考にしてください。

まとめ

帽子は布でできたものなら、家で洗えるものが少なくありません。型崩れを防ぐ鍵は、洗うときの力加減と乾かすときの形づくりです。最後に、ポイントを振り返っておきましょう。

帽子の洗い方のポイント

  • 洗濯表示・素材・つばの芯を確かめ、水に弱い帽子は拭き取りにする
  • スベリの汗ジミは、洗剤の原液をなじませて先に前処理する
  • 30℃以下のぬるま湯で押し洗いし、絞らずにタオルで水気を取る
  • 洗濯機はネットと弱い水流のコースを使い、脱水は短くする
  • ざるやボウルを土台にして形を整え、風通しのよい日陰で乾かす

まずは手元の帽子の内側をめくって、洗濯表示とスベリの汚れ具合を確かめるところから始めてみてください。洗えるとわかれば、洗面器ひとつで今日から手入れできます。

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