毛布の洗濯|洗濯機・浴槽・コインランドリー別の洗い方と干し方

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ひと冬のあいだ毎晩かけていた毛布は、見た目がきれいでも汗や皮脂、ホコリをたっぷり吸っています。とはいえ大きくて重いぶん、「家の洗濯機に入るのか」「洗ったら縮まないか」と迷い、一度も洗わないまま次の冬を迎えてしまう方も多いのではないでしょうか。

先にお伝えすると、洗濯表示で水洗いができる毛布なら、大きさと素材に合わせて「洗濯機」「浴槽」「コインランドリー」を選べば自宅まわりで洗えます。この記事では、洗えるかどうかの見分け方、洗う前の準備、3つの洗い方の手順、中まで乾かす干し方、失敗したときの対処と洗う頻度までを順に整理します。

目次

毛布は自宅で洗える?洗濯表示・素材・大きさで判断する

毛布と呼ばれる寝具にも、つくりの違うものがあります。タグと重さで自宅洗いの可否を見分けやすいのは、毛足のある生地だけでできた毛布です。1枚ものも2枚合わせも、これにあたります。表面だけが毛布地で中に綿を入れた敷きパッドや肌掛けは、洗ったあとに中の綿が片寄る心配が加わります。こちらは製品ごとの表示と説明書きが優先です。

毛布を自宅で洗えるかどうかは、洗濯表示・素材・重さの3つで決まります。どれか1つでも条件に合わないと、縮みや毛並みのつぶれ、洗濯機の故障につながることがあります。洗い始める前に、次の順番で確認してください。

洗濯表示で確認するマーク

毛布の端に縫い付けられたタグを探し、洗濯おけの形をしたマークを見ます。おけだけのマークなら洗濯機で洗えます。おけに手が入ったマークは手洗い、おけに×が付いたマークは家庭での洗濯ができないという意味です。おけの中の数字は、洗うときの水温の上限を表しています。

あわせて、四角の中に円が描かれた「タンブル乾燥」のマークも見ておきましょう。×が付いていれば乾燥機は使えません。コインランドリーで乾かすかどうかを決めるときの判断材料になります。タグが切り取られていて表示がわからない毛布は、無理に洗わずクリーニング店に相談するほうが安心です。

素材別の洗いやすさ

同じ「毛布」でも、素材によって水や熱への強さが大きく違います。家庭で洗われることが多い素材の特徴を表にまとめました。混紡の場合は、割合がいちばん多い素材よりも、弱い素材に合わせて扱うのが失敗しにくい考え方です。

素材自宅での洗いやすさ気をつけること
アクリル表示で洗濯可なら洗いやすい高温で毛並みがつぶれやすい。乾燥機は低温か使わない
ポリエステル(マイクロファイバー含む)洗いやすく乾きやすい静電気でホコリや毛を吸い寄せやすい
綿洗いやすいが乾きにくい乾燥機の熱で縮みやすい。中までしっかり乾かす
ウール(羊毛)手洗い表示なら浴槽で押し洗いもみ洗い・高温・乾燥機で縮んで硬くなる
シルク・カシミヤ家庭で洗うのは避けるのが無難水や摩擦に弱い。クリーニング店へ

洗濯機に入るかは重さと毛布コースで判断する

洗濯機に書かれている「洗濯容量(〇kg)」は、乾いた衣類をまとめて洗える量の目安です。毛布は水を吸うと何倍もの重さになるため、この数字とは別に、取扱説明書の「毛布コース」の欄に洗える毛布の重さや枚数が決められています。まずはそこを確認してください。

シングルサイズのアクリル毛布は2〜3kgほどのものが多く、2枚を貼り合わせた厚手のタイプはさらに重くなります。毛布の重さは、体重計に毛布を抱えて乗り、自分の体重を引けばおおよそわかります。屏風だたみにしても押し込まないと入らない場合は、洗濯機で洗うのはやめて、浴槽かコインランドリーを選びましょう。詰め込むと汚れが落ちにくいうえ、脱水時の異常な振動や故障の原因になります。

毛布を洗う前の準備|ホコリ落とし・屏風だたみ・洗剤選び

毛布の洗濯は、洗い始める前の準備で仕上がりが大きく変わります。ポイントは「ホコリを落としてから、屏風だたみにしてネットに入れる」ことです。準備には10〜15分ほど見ておくと、あわてずに進められます。

  • 毛布が入る大きさの洗濯ネット(毛布用・大物用)
  • おしゃれ着用の中性洗剤
  • 柔軟剤(静電気やごわつきが気になる場合)
  • 粘着クリーナーまたは洋服ブラシ
  • 物干し竿2本、または大きめの物干しスタンド

表面のホコリと毛を落としておく

毛布の表面には、髪の毛やペットの毛、細かい糸くずがからみついています。そのまま洗うと、水の中でほかの部分に移ったり、洗濯機の糸くずフィルターが一気に詰まったりします。物干し竿やベランダの手すりに毛布をかけ、軽くはたいてホコリを落としてから、粘着クリーナーやブラシで毛を取っておきましょう。

このとき、襟元にあたる部分の汚れも見ておきます。顔や首が触れる側は皮脂汚れがたまりやすく、黒ずみになっていることがあります。気になる場合は、おしゃれ着用洗剤を少量直接つけ、指先で軽くなじませておくと落ちやすくなります。こすりすぎると毛羽立つので、なじませる程度にとどめてください。

屏風だたみにして大きめのネットに入れる

屏風だたみとは、山折りと谷折りを交互に繰り返してじゃばら状にたたむ方法です。毛布を縦長になるように置き、20〜30cmほどの幅で折り返していきます。折り終えたら、端からくるくると軽く巻くか、さらに半分に折ってネットに入れましょう。

じゃばら状にしておくと、折り目のすき間から水と洗剤が入り込み、毛布の中心まで洗いやすくなります。丸めて押し込むだけだと内側に水が届かず、汚れ残りや洗剤残りの原因になります。ネットは毛布の摩擦を減らし、毛玉や毛羽立ちを防ぐ役目もあるので、大きさの合うものを用意してください。

毛布を山折りと谷折りを交互に繰り返して屏風だたみにし、大きな洗濯ネットに入れる手順を示すアイソメトリック図

洗剤はおしゃれ着用の中性洗剤を使う

毛布には、おしゃれ着用の中性洗剤が向いています。一般的な洗濯用洗剤(弱アルカリ性)は洗浄力が高い反面、毛足をきしませてごわつかせることがあり、ウールには使えない製品もあります。中性洗剤は繊維への負担が少なく、ふんわりした風合いを保ちやすいのが特徴です。

洗剤の量は、パッケージに書かれた「毛布」または「水量」に対する使用量を守ります。汚れを落としたくて多めに入れると、すすぎで落としきれずに残り、かえってごわつきやにおいの原因になります。柔軟剤を使う場合も同じく表示量にとどめましょう。

洗濯機で毛布を洗う手順

洗濯表示で洗濯機洗いができ、取扱説明書の毛布コースの対象になっている毛布は、次の5ステップで洗います。コースの運転時間は機種によって違いますが、脱水までおおむね1時間前後を見ておくと予定が立てやすくなります。

STEP
洗濯表示と毛布コースの対応を確認する

毛布のタグで洗濯機洗いができることを確かめ、取扱説明書で毛布コースに入れてよい重さを確認します。糸くずフィルターにゴミがたまっていれば、先に捨てておきましょう。

STEP
屏風だたみにしてネットに入れ、洗濯槽に入れる

ホコリを落とした毛布を屏風だたみにしてネットに入れます。洗濯槽には、ネットごと丸く沿わせるように入れると、洗っている間に片寄りにくくなります。ほかの洗濯物と一緒には洗いません。

STEP
毛布コースを選び、洗剤を入れてスタートする

コースは「毛布」を選び、中性洗剤を表示量入れます。柔軟剤を使う場合は、柔軟剤の投入口に入れておきます。洗剤の自動投入機能がある機種は、中性洗剤を手動で入れる設定に切り替えてください。

STEP
浮いてきた毛布を押し沈める

毛布は空気を含んでいるため、給水が始まると水面に浮きやすくなります。水がたまったころに一時停止し、手で上から押して全体を水に沈めてから運転を再開すると、洗いムラを防げます。

STEP
脱水が終わったらすぐに取り出して干す

運転が終わったら、ネットから出して軽く広げ、しわを伸ばします。洗濯槽に入れたまま放置すると、折り目のしわが残るうえ、生乾きのにおいが出やすくなります。

毛布コースがないときのコースの選び方

毛布コースがない洗濯機では、「大物」「手洗い」「ドライ」など、水流が弱めのコースで代用できる場合があります。ただし、コースの名前が似ていても、洗える重さや水量は機種ごとに違います。取扱説明書に毛布を洗えるコースの記載がなければ、その洗濯機での毛布洗いは避けておくのが安全です。

ドラム式洗濯機は、少ない水で毛布を持ち上げては落として洗う仕組みのため、機種によっては毛布が洗えない、または洗える重さが小さく設定されていることがあります。縦型と同じ感覚で入れず、必ず対応を確かめてください。

脱水は短めに設定する

脱水を長くかけると、毛布に強いしわが付き、毛足がつぶれてぺたんとした仕上がりになります。コースを自分で設定できる場合は、脱水を1分前後の短めにしておくと、ふんわり感を保ちやすくなります。ウールの毛布はさらに短く、30秒〜1分ほどにとどめてください。

脱水が短いと水が多く残るので、干し始めは裾から水が垂れることがあります。浴室の物干しや、ベランダの排水口の近くで水を切ってから本格的に干すと、床をぬらさずに済みます。

洗濯機に入らないとき|浴槽の足踏み洗いとコインランドリー

毛布が重くて洗濯機に入らない、または手洗い表示のウール毛布の場合は、浴槽での足踏み洗いかコインランドリーを選びます。どちらが向いているかは、素材と乾かす場所があるかどうかで決まります。3つの洗い方の違いを表にまとめました。

洗い方向いている毛布気をつけること
自宅の洗濯機洗濯機洗い可で、毛布コースの重さに収まるもの詰め込まない。脱水は短め
浴槽の足踏み洗い手洗い表示のウール毛布、洗濯機に入らない厚手の毛布足元が滑りやすい。乾かすまでに時間がかかる
コインランドリー洗濯機洗い可の大きい毛布、干す場所がない場合乾燥機が使えない素材がある。料金がかかる

浴槽で足踏み洗いする手順

浴槽を使えば、大きな毛布でも自宅で洗えます。もみ洗いをせず、上から押す力だけで洗うので、縮みやすいウールの毛布にも向いた方法です。次の順番で進めてください。

  1. 浴槽に30℃前後のぬるま湯を、毛布が浸かる程度にためる
  2. おしゃれ着用の中性洗剤を表示量入れ、よく溶かす
  3. 屏風だたみにした毛布を沈め、足で全体をまんべんなく踏んで押し洗いする
  4. お湯を抜き、毛布を踏んで洗剤液を押し出す
  5. きれいなぬるま湯をためて踏み、お湯を抜く。これを泡が出なくなるまで2〜3回くり返す
  6. 浴槽のふちに毛布をかけて、しばらく水を切る
  7. 洗濯機に入る場合は30秒〜1分だけ脱水し、入らない場合はそのまま水気を切ってから干す

ウールの毛布は、足で強く踏みつけたり、ねじって絞ったりすると繊維がからみ合って縮みます。体重をかけすぎず、ゆっくり押しては離す動きをくり返しましょう。ぬれた毛布は想像以上に重くなるので、浴槽から持ち上げるときは腰を痛めないよう、折りたたんで少しずつ移動させてください。

洗剤の入ったお湯の中は、足元がとても滑りやすくなります。浴槽のふちや手すりにつかまりながら踏み、転倒に注意してください。お湯の温度を上げすぎると縮みの原因になるうえ、やけどの心配もあるので、ぬるま湯にとどめます。

浴槽にぬるま湯をためて屏風だたみの毛布を沈め、浴槽のふちにつかまりながら足で押し洗いする様子のアイソメトリック図

コインランドリーで洗う・乾かすときの注意

コインランドリーの大型洗濯機なら、ダブルサイズや厚手の毛布もまとめて洗え、乾燥機で一気に乾かせます。干す場所がない方や、天気が続かない時期には心強い選択肢です。所要時間は洗濯に40分前後、乾燥に30〜50分ほどが目安で、料金は店舗や機械の大きさによって変わるため、店内の料金表で確認してください。

注意したいのは乾燥機の熱です。ウール・シルク・カシミヤなどの天然素材や、タンブル乾燥禁止の表示がある毛布は、乾燥機にかけると縮んだり風合いが変わったりします。こうした毛布は洗濯だけをコインランドリーで済ませ、持ち帰って干しましょう。アクリルやポリエステルの毛布も、長時間の高温で乾かしすぎると毛並みがつぶれることがあるため、途中で一度取り出して乾き具合を確かめると安心です。

洗濯機に入れる前に、ドラムの中に前の人の忘れ物やゴミが残っていないか確認しましょう。洗濯ネットを乾燥機で使ってよいかは店舗によって決まりが違うので、店内の注意書きに従ってください。

同じコインランドリーでも、布団は毛布より大きく、乾くまでの時間もかかります。掛け布団や敷布団を丸洗いするときの洗濯機の選び方、丸めて持ち込む準備、乾燥の途中で裏返すこつは次の記事にまとめています。

毛布の干し方|M字干しで中まで乾かす

洗った毛布は、表面が乾いても、重なった部分や中心に湿り気が残りやすいのが難点です。空気に触れる面を広くとる「M字干し」で干し、乾いたあとに毛並みを整えると、生乾きのにおいを防いでふんわり仕上がります。

干す場所を決めたら、物干し竿を先に固く絞った雑巾でひと拭きしておきます。竿の表面にはほこりや雨の跡がたまっていて、ぬれた毛布をかけると、竿の当たる筋だけがうっすら黒ずむことがあります。風のある日は、布団ばさみで毛布の端を竿に数か所留めます。あおられて竿から落ちれば、もう一度洗うことになるからです。

物干し竿2本でM字に干す

M字干しは、平行に並べた2本の物干し竿に毛布をかけ、横から見るとアルファベットの「M」の形になるように干す方法です。毛布の中央が2本の竿のあいだに垂れ下がるので、毛布どうしが重ならず、内側にも風が通ります。竿の間隔は、手のひら2〜3枚分ほど空けると風が抜けやすくなります。

干す時間帯は、晴れて湿度の低い日の午前中から始めるのが理想です。午後3時を過ぎると気温が下がり、湿気を吸い戻しやすくなるので、それまでに取り込めるよう段取りしましょう。直射日光は乾くのが早い反面、色柄の毛布やウールの毛布は色あせや傷みの原因になるため、裏返しにするか、風通しのよい日陰で干すと安心です。

平行に並べた2本の物干し竿に毛布をかけ、横から見てM字の形になる干し方を示すアイソメトリック図

竿が1本しかない・ベランダが使えないとき

物干し竿が1本しかない場合は、毛布を半分に折らず、端を少しずらしてかけると重なりが減ります。表側と裏側で乾き方に差が出るので、途中で位置を入れ替えたり、表裏をひっくり返したりしてください。大きめの物干しスタンドがあれば、2本のバーを使ってM字に近い形にできます。

雨の日や花粉の時期で外に干せないときは、浴室乾燥機のある浴室で干すか、部屋干しにして除湿機と扇風機(サーキュレーター)の風を当てます。毛布の下側から風を送ると、湿った空気が滞りにくくなります。部屋干しでは乾くまで時間がかかるため、洗う日は天気予報を見て、なるべく乾きやすい日を選びましょう。

乾いたら毛並みを整える

乾いたかどうかは、端や縫い目、竿にかかっていた部分を手で触って確かめます。ひんやりした感触が残っていれば、まだ中が湿っています。そのまま取り込むとにおいの原因になるので、位置を変えてもう少し干してください。

完全に乾いたら、毛布を軽くはたいて空気を含ませ、洋服ブラシで毛並みに沿ってやさしくとかします。洗濯と脱水で寝ていた毛足が起き上がり、肌触りが戻りやすくなります。ブラシを毛並みと逆方向に強く動かすと毛羽立ちや毛玉の原因になるため、一方向にそっと動かすのがコツです。

失敗したときの対処と洗う頻度・しまい方

毛布の失敗には、洗った当日には見えにくいものもあります。縮みは、ベッドに掛けたときに裾の垂れる長さが洗う前より足りなくなって、はじめてわかる失敗です。生乾きのにおいも、取り込んだときには目立たず、夜に掛けて使い始めてから鼻につくことがあります。

毛布の洗濯でよくある失敗は、縮み・ごわつき・毛玉・生乾きのにおいの4つです。原因がわかれば、次に洗うときに防げます。あわせて、どのくらいの頻度で洗えばよいか、シーズンの終わりにしまうときの注意も確認しておきましょう。

縮んだ・ごわついた・毛玉ができた

縮みは、ウールや綿の毛布を高い水温で洗ったり、乾燥機にかけたりしたときに起こりやすい失敗です。一度縮んだ毛布は元の大きさに戻らないことが多いため、予防がいちばんの対策になります。ウールの毛布は浴槽での押し洗いにするか、クリーニング店に任せましょう。

ごわつきの多くは、洗剤の入れすぎやすすぎ不足で、繊維に洗剤が残っているのが原因です。仕上がりが硬いと感じたら、洗剤を入れずにもう一度すすぎと短い脱水をかけ、柔軟剤を表示量使ってみてください。毛玉は洗濯中の摩擦でできるので、ネットに入れて洗うのが基本です。できてしまった毛玉は、引っ張らずに毛玉取り器か小さなはさみで切り取ります。

洗ったあとに静電気でパチパチしやすくなった場合は、柔軟剤の使用に加えて、パジャマやシーツとの素材の組み合わせを見直すと改善することがあります。

生乾きのにおいが残ったとき

乾いたはずの毛布から雑巾のようなにおいがするのは、乾くまでに時間がかかり、残った汚れの中で雑菌が増えたためです。干し直しても、においはほとんど取れません。もう一度洗い直し、今度はできるだけ短時間で乾かすことが大切です。

洗い直すときは、洗濯表示で漂白剤が使えることを確認したうえで、色柄物にも使える酸素系漂白剤を洗剤と一緒に使うと、においの元になる汚れを落としやすくなります。ウールやシルクには使えない漂白剤が多いので、製品ラベルの「使えないもの」の欄も必ず見てください。乾かすときは、晴れた日にM字干しにするか、表示で乾燥機が使えるならコインランドリーの乾燥機を利用すると、においが戻りにくくなります。

洗う頻度の目安と収納前の注意

毛布を洗う頻度は、肌に直接触れるかどうかで変わります。毎日洗う必要はありませんが、汗や皮脂を吸ったまま長く使うと、においや黄ばみ、ダニのえさになる汚れがたまっていきます。使い方に合わせた目安は次のとおりです。

使い方洗う目安
肌に直接かけて毎晩使うシーズン中に1〜2回と、しまう前に1回
掛け布団の上に重ねて使うシーズンの終わりに1回
リビングでひざ掛けとして使う汚れやにおいが気になったとき
子どもやペットと一緒に使う食べこぼしや汚れが付いたらそのつど

シーズンの終わりにしまうときは、必ず洗ってから、中まで完全に乾かして収納します。汚れや湿気が残ったまま押し入れにしまうと、カビや虫食い、黄ばみの原因になります。圧縮袋は場所を取らない反面、長く押しつぶすと毛並みが戻りにくくなるので、通気性のある不織布の収納袋がおすすめです。ウールの毛布には防虫剤を入れ、湿気のこもりにくい押し入れの上段にしまいましょう。秋に再び出すときは、使う前に風通しのよい場所で干してから使うと、しまっていた間のにおいが軽くなります。

毛布の洗濯でよくある質問

電気毛布も同じように洗えますか。

電気毛布は、コントローラーと電源コードを取り外せて、洗濯表示や取扱説明書で丸洗いできると書かれているものに限って洗えます。洗い方や脱水の可否は製品ごとに違うため、この記事の手順ではなく、必ず取扱説明書に従ってください。コネクター部分をぬらさないことや、完全に乾くまで通電しないことが大切です。

柔軟剤は使ったほうがいいですか。

必須ではありませんが、使うと毛足がやわらかく仕上がり、静電気も起きにくくなります。とくにアクリルやポリエステルの毛布は静電気が起きやすいので、パチパチが気になる場合は使ってみてください。入れすぎると吸湿性が落ちたり、べたつきを感じたりすることがあるため、表示量を守りましょう。

乾燥機だけで乾かしてもいいですか。

洗濯表示でタンブル乾燥ができる毛布なら、乾燥機で乾かせます。アクリルやポリエステルの毛布は、低温の設定があれば低温を選び、途中で乾き具合を確かめると毛並みのつぶれを防げます。ウール・シルク・カシミヤの毛布や、タンブル乾燥禁止の表示があるものは乾燥機にかけず、干して乾かしてください。

洗濯中に洗濯機が大きく揺れて止まりました。

脱水のときに毛布が片側に寄り、洗濯槽のバランスが崩れたことが考えられます。一時停止してふたを開け、毛布を洗濯槽の中で均一に広げ直してから再開してください。何度も止まる場合は、毛布が洗濯機の容量に対して大きすぎる可能性があります。無理に続けず、浴槽での手洗いかコインランドリーに切り替えましょう。

毛布を干しているうちに雨が降ってきたらどうすればいいですか。

すぐに取り込み、室内で除湿機や扇風機の風を当てて乾かし続けます。雨にぬれたまま長く置くと、生乾きのにおいが出やすくなります。表面がぬれた程度であればそのまま部屋干しで乾かし、においが出てしまった場合は洗い直してください。

クリーニングに出したほうがよいのはどんな毛布ですか。

家庭での洗濯ができない表示がある毛布、シルクやカシミヤなど水や摩擦に弱い素材の毛布、刺しゅうや装飾が付いた毛布は、クリーニング店に任せるのが安心です。洗濯機にも浴槽にも入らないほど大きい毛布や、自宅で乾かす場所がない場合も、無理をせず相談してみてください。

まとめ

毛布の洗濯は、洗えるかどうかを見極めて、大きさと素材に合った方法を選べば、自宅まわりで十分にきれいにできます。最後に要点を振り返ります。

  • 最初に洗濯表示を確認する。洗濯機・手洗い・家庭洗濯不可と、タンブル乾燥の可否を見る
  • 洗濯機は毛布コースの重さに収まるときだけ。押し込まないと入らないなら使わない
  • 準備はホコリ落としと屏風だたみ。大きめのネットと中性洗剤を使う
  • 入らない毛布やウールは浴槽で押し洗い。足元の滑りとぬるま湯の温度に注意する
  • コインランドリーは大きい毛布向き。天然素材や乾燥禁止の毛布は乾燥機にかけない
  • M字干しで中まで乾かす。乾いたらはたいてブラシで毛並みを整える
  • しまう前に1回洗う。完全に乾かし、通気性のある袋で収納する

毛布を洗う日は、晴れの日が続く週末を選ぶ。洗い方よりも「その日のうちに中まで乾かせるか」が、仕上がりとにおいを左右します。

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